どこか江戸時代風な異世界での主従の悲恋。転載
最終更新:2024-05-19 23:48:34
9435文字
会話率:32%
私には三度、私として生きて、死んだ記憶がある。三度同じ人に嫁いで、三度同じ人に殺された。
一度目は、処女を奪われた日。旦那様の行き過ぎた嗜虐趣味によって息の根を止められ、気が付けば嫁ぐ日の馬車の中に戻っていた。
二度目は、嫁いでか
ら異常に怯える私に逆上し、殴り殺された。
三度目は、嫁ぐ一か月前に戻された。私はなんとか結婚を逃れようとしようとしたものの、娘を商売道具としか思わない両親によって監禁され、当日は大勢の見張りを付けられて、旦那様の下へと送り出された。
旦那様は、未来を知っているかのように動く私を魔女だと言い、焼却炉に入れて焼き殺した。
そして今、四度目のやり直しが始まろうとしている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-01 18:00:00
11617文字
会話率:37%
公爵令嬢ルディアは、婚約者だった第二王子ルーベルトから貴族が一堂に会する皇族主催の催しにて大々的に婚約破棄される。
失意のどん底に突き落とされた上に、性格が歪んだ嗜虐趣味のある婚約者の父親(元王配)との婚姻届を勝手に出されていたと知ってしま
う。
ルディアのかつての思いびとだった第一王子ライアスはすでに他界しており、ルディアは死を覚悟して運命を受け入れようとしたところ……
的な、婚約破棄ものの短編です。
※他サイトでも掲載予定折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-04 10:26:10
15208文字
会話率:32%
十六歳のイオレッタのところへ、八歳のリオが、騎士見習いの使用人としてやってきた。
互いに傷を抱える二人は、次第に打ち解けていく。
だが親しくなった矢先、イオレッタは単身他家へ嫁がねばならなくなる。結婚相手は三十も歳上の、嗜虐趣味の男だった。
彼女は毎日夫に痛め付けられ、ついには、悲惨な最期を迎えた。
◆◆◆
死ぬはずだったイオレッタの運命は、ある男との出会いで大きく変わる。
彼女の窮地に現れた、陰惨な目をした美しい男が、イオレッタを嬲るはずだった夫を殺したのだ。
『イオレッタが殺された未来』から、彼女の命を救うためにやってきた。
そう語る彼は、生家に置いてきた小さな使用人と同じ、「リオ」と名乗った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-20 17:20:30
8396文字
会話率:9%
主人公、長田快(オサダ カイ)は高校2年の男子。彼は弱点のないステータスと、弱点だらけの人格によって特徴付けられる。そんな彼が死の直前に異世界転移してしまう。
様々な人や神の思惑が交錯する中、不思議な力に自覚する快は身勝手な神や自分と似た存
在を知る。
誰が何を考えているのかを自分は分かっているのか、それは相手の仮面なのか。疑心暗鬼を生ずこの憂き世で果たして快は何に価値を見出し何を優先するのか。自己犠牲とエゴ、策略の渦巻くファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-04 00:06:15
381491文字
会話率:31%
私立高校で生物の教師を務める麻野夕実は、小動物を虐げること、他者を支配することに悦びを見出す嗜虐趣味を持っている。彼女がその性質に目覚めたのは、小学校時代のことだった。クラスで飼育していたハツカネズミの世話を怠った罰として、担任の教師に増
えすぎたネズミを溺死させるように命じられたのだ。
現在の彼女は、「優しい夕実先生」を演じつつ、部活動では飼育している蛇に生きたネズミを食わせて密かに嗜好を満たしていた。残酷だと非難する保護者にも整然として反論する彼女は、全てをコントロールしていると信じている。
しかし、麻野夕実が演じる理想の教師像に、次第にヒビが入っていく。彼女のせいでクビになったかつての担任、平野の影が彼女の周辺に見え隠れし始める。さらに、異様に馴れ馴れしい女子生徒・春山美波が生物部に出入りするようになり、彼女の「居城」を脅す。
そして、立て続けに事件が起きる。次第に追い詰められる麻野夕実、彼女を狙う者の正体は……!?
【注意】動物虐待の描写があります。
カクヨム、魔法のiらんどにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-16 08:07:09
143875文字
会話率:39%
王宮のある一室で始まるのは茶番である。ヒロインは王太子が用意した婚約者への贈り物でしたという話です。王太子は婚約者の喜ぶ姿がみたいのです。
※残酷描写あり
書き散らしたものなので設定はゆるめです。おかしな点や矛盾点があるかもしれませんがご了
承のうえでお読みいただくようお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-25 17:17:19
3654文字
会話率:44%
世界の命運をかけて戦う勇者本人ではなく、その周囲でやきもきしたであろう人々のお話。
急に「君の肩に世界の行く末がかかっている」と言われて納得できる勇者ってすごい。そしてその勇者の関係者にはいろんな物語があっただろうなあという作者の妄想で
す。
某有名RPGの世界観を前提にお読みください。
一話完結で思いついたら書きます。不定期更新。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-17 18:10:00
24750文字
会話率:47%
トアル深ーい理由から、嗜虐趣味(ドS)だと勘違いされて、被虐趣味(ドM)な男性から妙な迫られかたをする伯爵令嬢、ミルドレッドのお話。
鞭なんて持ったこともないわ!物欲しげにヒールを見ないで下さいなッ!わたくしに嗜虐趣味はなくってよ!!
そんな彼女に舞い込んできたのは、まさかの公爵令息からの縁談。
え?変な性癖だけはない?だけれど公爵夫人なんて、面倒くさいことごめんですわ。
少し気の強い令嬢と、紳士(?)な公爵の攻防。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-06-03 00:49:10
11738文字
会話率:37%