旅人はとある帽子に出会った。
薄暗く人気のない路地裏。
"占い"の看板がかかった店。
そして、喋る帽子。
最終更新:2023-12-11 20:26:08
873文字
会話率:48%
世界の始まり、神々を生みしもの、生きとし生けるものの父。それが祖神と呼ばれる古い存在。
自らが生み出した神々が育み慈しむ星の見聞を望み、やがて人として神界を降りる。
子の神が作り出した相棒を頭に乗せ、星の常識を学びつつ旅をするが、どうにも常
人ならぬ言動をとってしまい…?
苦労人の相棒(喋る帽子)と祖神(人の姿)がのんびり旅する異世界見聞録。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-24 12:00:00
13145文字
会話率:33%
大洋・レムリア海に浮かぶトースト型の巨大な大陸『パラディース』。
エルフやドラゴンが実在し、剣と魔法が主役のファンタジーなその大陸には、日々各地を旅して暮らす『冒険者(アーベントイアー)』と呼ばれる人々が存在していた。
これは、そんな冒険者
の一人である『トモノリ・ヨシザワ』とその仲間たちの日々の旅の記録である。
※不定期更新となります。ご了承下さい。
※作者作のイラストが挿し絵として挿入されている話にはサブタイトルに『※挿し絵あり』とついています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-20 10:25:15
34471文字
会話率:52%
思えば、お師匠様は全て端からお見通しだったのだろう。
「未熟者のお前にはこれくらいが妥当だろ」と言い、無造作を装って手渡された『最上級』の魔法杖。ほうき星の如く空を駆ける『最高速』の遣い鴉。高位魔族ですら一滴で怯む『最純度』の聖水。やたらと
『高性能』な異空間。
その上、何より、頭の上。
ありふれた栗色のネコっ毛を僅かながらも隠すように、存在感あふれる黒いシルエット。
知るものぞ知る、魔女の黒帽子だ。
譲られた当時こそ、『絶対防御』以外に取り柄などないと思っていたその帽子が、いつの間にやらパックリと横一文字に裂けた時。
そこから、全ては変化し始めたのだと思う。
平穏だった日常然り。
平凡だった運命然り。
――これは、一人の魔女を巡る『奇縁』によって紡がれる物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-21 14:52:52
61115文字
会話率:36%