空を飛べたって、空では空での不自由が、そこにあるのだろう。
最終更新:2025-06-03 12:59:55
509文字
会話率:0%
目覚めたら国会議事堂だった
「——ん……?」
眩しい光の中で目を覚ました俺は、まず天井の豪華さに驚いた。
白亜の天井に彫り込まれた唐草模様。シャンデリアが揺れ、その光がカーテンの隙間から差し込む朝日に照らされて煌めいている。
ここは
どこだ? ホテル? いや、それにしては重厚感が異常だ。
そして、もう一つ気づく——身体が重い。というより……違和感がある。
「……あれ、声が……渋い?」
鏡の前に立った俺は、絶句した。
そこに映っていたのは——あの、石破茂その人だった。
「えっ!? うそっ……俺、石破茂になってる!?」
何がどうなっているのか、全くわからない。ただ一つ確かなのは、俺が昨晩までブラック企業で課税地獄に苦しんでいた社畜・佐藤健二(32歳・独身)だったということ。
その俺が今、なぜか総理大臣であり、しかも日本は「重税国家・ニッポン」として世界から見放されつつあるらしい。
——そう、これは俺が石破茂として第二の人生を歩みながら、
税金だらけのこの国を再構築していく、波乱万丈な日記である。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-05-13 16:33:06
10440文字
会話率:24%
調子の悪い天気に見舞われた今日。
私はクラスメイトから『剥ぎ取りさん』についての、わらべ歌を聞いた。
――歯車回らぬ雨日夜。唐草模様の着物着た、大柄男が傘差して、穴を埋めよと人探す
――傘を廻して、人探す。穴開いた傘を埋めるべく。人探
す。顔探す
――剥ぎ取りさん。剥ぎ取りさん。人の顔見て、ほくそ笑む
――人の顔剥ぎ、嘲笑う
妙にそれが耳にこべりついて離れないまま、私は帰宅し。
その日の夕方。私は『剥ぎ取りさん』に遭遇する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-06 18:06:31
5622文字
会話率:18%
山あいの小さな村で、唐草模様の卵から生まれたヒヨコの吉右衛門。
彼の頭には“ちょんまげ”が生えていて、宇宙人疑惑が勃発。
ちょっとヒト(ヒヨコ)と違う、吉右衛門に明るい明日はあるのか!?
最終更新:2013-02-04 21:27:47
3548文字
会話率:65%
少女が洗濯物を取り込もうとするとそこには……全身タイツにほっかむり、背中には泥棒さんご愛用の唐草模様の風呂敷という男がいたのだった。
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最終更新:2009-10-24 12:29:50
1672文字
会話率:76%