勉強はできるがスポーツは苦手。小柄でやせっぽちの中学三年生である穂村太郎は、河原でキャンプした翌朝、身体の異変に気がついた。一夜にして、人外の域にある怪力とスピードが身に付いていたのである。容姿に変化は見られない。見た目は弱そうな外見のま
ま。なのに超人となった太郎は、自分に何が起きたのかわからず戸惑う。
回復した視力のカモフラージュのために伊達眼鏡を買いに行った先で、太郎は幼い女の子の誘拐事件現場に出くわす。思わず力を振るって誘拐犯から女の子を取り戻した太郎は、しかしその女の子と一緒にいるところを、クラスメートの世羅ことりに目撃されていた。
女児を誘拐犯から助けた謎の少年が太郎に違いないと確信したことりの発言をきっかけに、太郎は自分の通う中学でいちばん喧嘩の強い乱暴者の外山和夫から、因縁を付けられてしまう。生まれてこの方、まともに喧嘩などしたことのない太郎は、どうやって外山の相手をすればいいのかわからず、それでも素直に呼び出された体育館裏へと向かうのだった。
地上最強の男になりたい。そんなことをまったく望んでいなかったひ弱な中学生が、ある日突然、最強を名乗るにふさわしいパワーとスピードの持ち主になってしまったら。超人になってからも、ごく普通の中学生活を送ることしか考えていないのに、太郎の得た力は、太郎の周囲に様々な事件と強者を呼び寄せていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-05 20:00:00
417641文字
会話率:49%
完全に趣味と偏見と独自調査でできたイロモノの代物です。
ジャンル的には西播怪談実記の草稿を軸にした史実ホラーっぽいなにか。
基本は、18世紀の怪談小説・西播怪談実記(著:春名忠成)作成時の草稿を基にしています。
文章内容は史実準拠に
努めてはいますが、物語の登場している土地によっては歴史の空白地になっているため、口頭伝承を含めた在野パッチワークを行いながらの執筆となっています。なかには、『より面白い』という理由で筆者が採用したり独自に解釈している部分も存在します。あらかじめご了承下さい。
戦国期の赤松氏と浦上氏、細川氏に三好氏、尼子氏、毛利氏など西国を巡る知る人ぞ知らない歴史ものです。作者はこのうちどこかの一族の末裔にあたります。
まだまだ歴史的には未開な場所なので安心してご賞味ください。
(参考文献)
『室町軍記赤松盛衰記―研究と資料― | 矢代和夫ら(国書刊行会)』
『播磨の妖怪たち 「西播怪談実記」の世界 | 小栗栖健治ら(神戸新聞総合出版センター)』
『播磨史の謎に迫る | 播磨学研究所編(神戸新聞総合出版センター)』
『赤松氏佐用家実記 | 高啓一郎・高敏雄』など……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-28 22:48:41
329571文字
会話率:27%
野近和夫刑事による、倒叙(とうじょ)ミステリーです。
キーワード:
最終更新:2024-12-22 13:19:26
10600文字
会話率:63%
人生に行き詰まりを感じる田中和夫は、謎の少女エリスから「相手にとって最適な言葉」に変換してくれる不思議なペンダントを手に入れる。その力を使い、仕事や人間関係が劇的に改善する一方で、次第にその力に依存し、エスカレートする欲望に飲み込まれていく
。しかし、ペンダントには予想外の代償が隠されていた――。
言葉の力とその責任、そして人としての本質を問う物語。心に刺さる深いテーマが魅力の短編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 07:10:00
1657文字
会話率:48%
仕事に追われない定年後の生活に憧れ、41年間のサラリーマン生活を終えた和夫の日常を記述することで、第二の人生とは何であるかを表現するものである。
最終更新:2024-07-23 23:11:17
11786文字
会話率:0%
世は、空前の魔法少女不足であった。
そんな中、三年ぶりに現れた魔法少女希望者の名は山田和夫。
四十五歳小太りバーコードハゲの、文句の付けようもないおっさんであった。
しかし魔法少女管理機構は、非常に高い魔法少女適性を持っていた和夫を採用する
ことに決める。
魔法少女となった和夫は、当代のエース魔法少女である真山結菜の後輩として配属された。
おっさん魔法少女という異形を最初は毛嫌いしていた結菜であったが、徐々に打ち解けていき。
やがて史上初のおっさん魔法少女として活躍する和夫の存在は、結菜と他の魔法少女たちに大きな影響を与えていくことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-22 22:29:48
90561文字
会話率:38%
オタクな高校生尾田和夫は、とある同人誌即売会イベントで、ついに同人作家デビューを果たす。
しかし、まだまだ未熟な和夫の同人誌が売れることはなく、無力感に苛まれながら夕方を迎えることになってしまう。
だが、そんな彼の前に、ギャルな女子
高生が現れ……。
しかも、和夫の同人誌をべた褒めし、購入してくれたのであった。
ギャルはそれだけに留まらず、和夫をお茶に誘い、二人はオタトークで大いに盛り上がる。
トークアプリの友達登録までしてもらった和夫は有頂天であったが、実はこのギャルには秘密があって……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-24 20:17:52
8243文字
会話率:19%
甲斐の信玄と越後の謙信…川中島の戦いは戦国戦記に残る名勝負として歴史に残ります。
決戦の模様は臨場感たっぷりに語り継がれ、多くの人の知るところですが、実は実際の戦記を記した甲陽軍鑑を元に、江戸時代の講談で用いられた創作…というのをご存知でし
ょうか?
甲陽軍鑑にしても、川中島で実際に戦いがあったことは綴られていますが、決戦の詳細は記されていません。
キツツキの戦法、車かがりの陣など、ドラマチックな戦闘シーンは創作によるものというのが定説です。
私も実際に川中島に赴き検証して来ましたが、実際の戦闘は全く違う形で行われたのでは無いかと確信しています。
さて、犀川と千曲川に挟まれた川中島でどのような戦闘が行われたのか…
本小説では無名の足軽三人衆に登場してもらい、当時の戦いはかようなものであったのでは無いかと再現してもらいました。
また当時の時代背景や甲斐国、越後国の内情など、私なりに検証した背景も盛り込んでおります。
案外、本当に真実に迫っているかも…
当時の絵地図でも参照にしながら両軍の戦闘の経緯を想像すると分かりやすいかもしれません。
少し長いですが、ぜひ楽しんでいただけたらと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-07 18:34:34
63370文字
会話率:14%
今年の大河で一躍話題になった徳川家康。
家康の生涯を通して
数々のエピソードを拾い上げ
真実の家康像に迫ります。
最終更新:2023-12-01 09:14:58
29952文字
会話率:2%
人生の最後に人は走馬灯を見るといいます。
つまり忘れ去られた過去も脳の深層にはちゃんと残っているのです。
思い出したいこともあれば忘れ去りたいこともある。
しかしどれもその人が歩んできた人生そのものなんです。
しかしそんな記憶を他人が覗き見
たらどうでしょう?
日韓関係には真実と欺瞞がごっちゃになり、誰もその真相には辿り着けません。
しかしそこに携わった人々の記憶の中には『本当の事』が飾られる事なく、ちゃんと記憶されているのです。
真実を知りたいが為に深入りしていったジャーナリストを題材に書き上げてみました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-05 20:05:33
36309文字
会話率:18%
俺の名前は、下田和夫。
下ネタが大好きな中学生だったが、色んなことが起きて異世界に飛ばされてしまった。
目が覚めると…………ちんこがない!?
翁が書く下ネタお嬢様
最終更新:2023-10-15 09:00:00
1104文字
会話率:25%
原発の処理水の海洋放出に不満があるが、無力を痛感する、その中で出会った女と疑問を話し合うところから始まる
最終更新:2023-08-17 16:35:46
54626文字
会話率:92%
グリフィス生命の営業マン、|橋本 和夫《はしもと かずお》は、いら立っていた。仕事はうまくいかず、カフェでケーキセットを頼んで自分をなぐさめた。ウエイトレスの|清生 結《せりゅう ゆい》は、和夫に気をとめ、白いカレーを勧めると、話を始めた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-15 02:00:00
5798文字
会話率:28%
1970年、高度成長期の真っただ中に開催された大阪万博。
その開催地の大阪府吹田市のとある中学校に通う、ツッパリの吉村和夫。
万国博覧会に社会見学に行く日。和夫は、ずる休み。
そして、誰もいなくなった教室で、謎の転校生と出会う・・・
最終更新:2023-04-03 14:11:29
8533文字
会話率:86%
大学のテニスの授業で出会い、付き合い始めた和夫と優子。
互いの両親にウソをついて同棲を始めた二人は、やがて深夜に奇妙な物音を聞くようになる……
最終更新:2022-11-16 08:00:00
2445文字
会話率:15%
家族をめちゃくちゃにしてしまった和夫は、祖父のシゲと夏休みを過ごすことになった
最終更新:2022-09-01 21:00:00
141732文字
会話率:52%
二十四年前に妻を自殺で亡くした佐々木和夫は出版業者ながら映像制作も手掛ける会社で編集作業に日夜忙殺されている。妊娠中の長女の美恵子はノイローゼ気味な症状を訴えていた。
何の変哲もないラジオから二十四年前の妻の自殺の真相を知る和夫。
そこから
更なる闇に誘われていく…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-25 22:38:21
9475文字
会話率:41%
デブの和夫は心臓発作で死んでしまったが、あの世に行く前に転身、転生が出来ると案内人の爺さんに言われ転身、転生するが? 果たして戻って来れるのか?
最終更新:2022-08-10 10:52:25
7819文字
会話率:34%
その日、警視庁捜査一課の財部哲也刑事は、六本木にある映像会社に来ていた。
今朝、その会社に所属する動画配信者の女性と連絡が付かなくなったと彼女のマネージャーである大野和夫から警察署に連絡があった。その会社ではインターネットの動画配信を行って
いるのだという。
失踪したとされるその女性の名前は、すももというらしい。彼女はすももチャンネルという自身の動画配信者であるという。
財部は正直困っていた。最近のインターネット事情や動画配信サービスについて全く無知であったからだ。それに、財部はパソコンにも疎い男であった。御年五十である。
そんな財部は、機械や電子機器に強いと評判の堀和俊刑事と一緒にその事件を追っていく。
一体、すももはどこへ消えたのか? 彼女を追うと、意外な事実に出くわす……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-14 12:31:56
24231文字
会話率:62%
彼女いない歴25年の村田和夫はこれまで女性と縁のない生活を送ってきた。ある日、和夫は同じアパートに住む川村日向に出会い、胸の高揚を感じる。それまで恋愛に興味のなかった和夫はいても経ってもいられなくなり、マッチングアプリを始め、山村渚と出会う
。趣味の合う二人は急速に惹かれていく。そんな最中、職場で知り合った木村理科に好意を寄せられる和夫。恋愛経験ゼロの不器用な男がそれぞれの女性と真剣に向き合っていく。果たして村田和夫は春をつかみ取ることができるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-08 19:23:36
5685文字
会話率:43%
私には、鈴木和夫が良く分からない。
解明しなきゃ。
最終更新:2022-03-27 05:00:00
1748文字
会話率:52%
津島和夫(つしまかずお)は三年余り付き合っていた彼女に別れを告げられる。
悲しく死にたい思いをした和夫は趣味に逃げたり、出掛けたりと色んな気分転換を試すがどれも効果は薄かった。
やがて、悲しみと絶望の淵で和夫は一つの答えに辿り着く。
果たして彼は失恋を乗り越えることが出来るのか。そして、失恋で見つけた答えとは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-24 15:09:49
3597文字
会話率:18%