王太子と婚約者の公爵令嬢が仲がよろしくないと聞いていたが所詮他所のことだと思っていた辺境伯令息はいきなり婚約破棄された公爵令嬢と結婚を命じられて……。
最終更新:2025-04-05 13:00:00
2198文字
会話率:33%
時は大正十三年。昨年の震災で関東一円の霊的防御が壊れてしまっていたため、陰陽師の家系に生まれた雪乃は増えた霊障を祓う日々を送っていた。未熟な雪乃は祓いの際に、ちゃらんぽらんな“バカ貴之”の手を借りてしまったことが悔しかった。
ある日、雪乃は
貴之からある“もののけ”の話を聞いたが、その時は世間話程度の認識だった。
そんな折、病床の兄から命じられた婚約も不服ながら受け入れざるを得なかった。もう二度と家の方針には逆らわないと決めたのだから……。雪乃はことあるごとに己の未熟と己の過去を噛みしめていく。
しばらくして、たまたま都合がついた雪乃は貴之とともに“もののけ”――殺生鬼の被害者のところへ向かう。
その時、兄の身に危険が迫っていると聞いた雪乃と貴之は……。
初雪が降った寒い日以来、雪乃は貴之を意識して……。
未熟なツンデレ陰陽師 雪乃と実力はあるのにちゃらんぽらんな術者 貴之+αの物語。
※29話完結。
※ツンデレ書きたい。大正ロマン好き!
……という気持ちで、かなり昔に書いたものを手直ししながらupしていきます。
※……ということで、恋愛的にはゆっくりか且つ少なめかと(デレはじめるのは半分以降です)
※術を使うシーンが多々あります。いろいろ参考にして書いた記憶がありますが、詳しい方からみたら間違っているかもしれませんが、ご容赦ください。
※一応流血シーンがあるのでR15にしています。
※誤字脱字あれば教えていただけると幸いです。
※カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-11 19:00:00
97796文字
会話率:35%