鬼道の姫、修理。その十五歳の時、女系である鬼道と天界との間に戦が始まる。時の天帝は好色、暴虐をもって、修理の母を死に至らしめたために鬼道の長である父と天軍が激突。天軍の若き勇将帝釈天は「人質」として生きてきた修理を愛しながら鬼道一族殲滅の指
揮を執ることとなる。そこから始まる、修理と帝釈天の戦いと恋。女たちの哀しみと優しさ。男たちの野望とはかなさ。不器用に生きる者たちの、それぞれの道である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-20 17:04:53
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会話率:37%