キアラはこの世界での1度目の生を終えた。しかしながら次に目を覚ますとなんと8歳の時に戻っていた。更には地球での記憶付きで!そして1度目の人生の最期に邂逅した自身の父親が、地球で読んだ小説の裏ボス“ルシアン”であること。更に唯一の味方であった
従姉のオリヴィア姉さまがその小説の悪役公爵令嬢で、後にラスボスであるユリウス・アルギュロス大公令息に殺されてしまうという事実に気が付いたキアラ。このままじゃ、またルシアンによってオリヴィア姉さまが殺され自分も衰弱死してしまう!でも、原作小説でのオリヴィア姉さまは確かノグレー公爵家直系の唯一の生き残りでは?けれど前世ではルシアンによって最期を迎えたはずだった。ループ前の事実も小説とは異なり、更にはルシアンに娘がいたなんて事実は小説の中では語られていない!だが、やることは決まっていた。何とかしてルシアンが凶行に及ぶ前に止めて、オリヴィア姉さまを助けること!キアラのループ後の人生が幕を開ける!
※暫く不定期更新で行きます。
※サイコレベル:狂なのでご注意をくださいまし
※キアラ×ユリウス時々サイコ父にご注意を!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-03 07:14:24
112346文字
会話率:45%
とあるダンジョンで生まれたゴブリン娘は、低位の魔物にしては珍しく自我を有していることと特殊な加護を受けていることに目をつけられ、死にかけで魂だけの状態で彷徨っていた『魔王』に体を乗っ取られそうになる。
しかし彼女は強く思った。「こんな短
い一生など、認められない!」と。
彼女の強い思いは、魔王の魂をも喰らい――自らの力の糧としてしまった!
生後数秒で魔王討伐に成功し、その影響でゴブリンから進化を果たした鬼娘は、こう思う。
「ダンジョンの外って、どうなってるんだろ?」
――これは、地上を夢見た小鬼娘が、ダンジョンに封印されていた最悪の吸血鬼とか暴虐の竜王とかを仲間に加え、自らも彼女たちに劣らない力を手にして地上へ繰り出す物語である。
自らの未来を奪われないために鍛えていくうちに、周囲から魔王と呼ばれるようになる……かもしれない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-17 00:00:00
69464文字
会話率:28%