少年ルータ・ダレンドが姉に連れられやって来たのは英雄が運営するガリオン魔法道場。
『世界最強』の弟として期待されていたルータだったが、何と彼には魔法の才能がなかった。
打ちひしがれるルータだったが、ある時師匠から一冊の古びた本を渡される。
そこに示されていたのは、魔法の才能がなくても使えるという「身砕の魔術」で……!?
これは才能のなかった少年が世界を救うまでの英雄譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-14 15:50:31
31633文字
会話率:33%
序章
静かな夜、星々が瞬く空の下、主人公の田中翔は自宅の書斎で一冊の古びた本を手にしていた。その本は、彼が並行世界を旅するきっかけとなったものであり、数々の冒険と試練を経て手に入れた無数のスキルと能力の記録でもあった。
翔は深いため息をつ
きながら、ページをめくる。異世界での戦い、仲間との出会い、そして別れ。すべてが鮮明に蘇る。彼はそのすべてを乗り越え、ついに現代に戻ってきた。しかし、平穏な日常は長くは続かなかった。
突然、窓の外から異様な音が聞こえた。翔はすぐに立ち上がり、音のする方へと向かう。そこには、現代の常識では考えられないような存在が現れていた。彼の目は鋭く光り、手には異世界で習得したスキルが自然と宿る。
「またか…」翔は小さく呟き、静かに行動を開始した。誰にも気づかれず、迅速に、そして確実に問題を解決するために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-11 21:10:14
1662文字
会話率:50%
「おい、何をぼーっとしてるんだよ」
「あ、え、はい」
「なんだよ、悪魔くせに覇気がねえなぁ。まあ、驚くのも無理はないか。よし、いいか。もう一度言ってやろう。おれの願いはなぁ――」
彼はある日、小汚い古本屋でこれまた古びた本を見つけた
。思い返せば、買うことはもちろん手に取ったこと自体が不思議だった。しかし、それはもしかすると、引き寄せ合っていたのかもしれない。そして、彼は安アパートの部屋に帰り、本の指示通りに行動した。すると、本物の悪魔が目の前に現れたのだった。
本には、願いを一つ叶える代わりに、死後に悪魔に魂を差し出さなければならないとあった。
そこで、彼は前々から密かに考えていたある願いをさっそく悪魔に告げた。それを聞いた悪魔は、予想外の願いに面食らった様子で、彼は得意げな顔をした。
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最終更新:2024-07-29 11:00:00
1419文字
会話率:42%
佐藤花(さとう はな)は、両親を幼い頃に亡くし、祖母と共に田舎町で平凡な日常を送る高校生。内向的で本が好きな花は、ある日、町の古びた本屋「星の書房」で一冊の古書『星の導き』を見つける。この本には「星の力を借りて願いを叶える方法」が書かれてお
り、半信半疑ながらも興味を抱く。
その夜、花は夢の中で神秘的な青年・星夜(せいや)と出会う。彼は星の精霊であり、花の願いを叶えるために現れたと言う。花は最初戸惑うが、やがて星夜と共に町の人々の隠された願いや過去の傷を癒すことを決意する。
星祭りの夜が近づく中で、花は親友の明日香(あすか)や町の人々と関わりながら、自身も成長していく。しかし、星祭りの前夜に星夜が突然姿を消し、彼が自分の願いを叶えるために犠牲になる運命であることを知る。花は星夜を救うために、自分の願いを取り消す決意を固める。
星の祭りの夜、花は星夜を呼び戻すために祈りを捧げる。彼は現れ、花の決心に感謝しながら彼女に未来への希望を託す。そして星夜は消え去り、花は新たな強さと決意を胸に、未来へ向かって一歩を踏み出す。
この物語は、願いと犠牲、成長と自己発見、そして人と人とのつながりを描いた感動的なファンタジーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-27 12:10:00
5815文字
会話率:57%
とある商業高校の平凡な成績で過ごす早瀬勇樹は下校途中に無差別通り魔に頭部を殴られて死んでしまう。
しかし、目を覚ますと身に覚えのない祭壇の前だった。
そして何故か、シード伯爵家の次男ユーロスと呼ばれる魔法の素質がない少年に転生していた。
魔
法の素質がないと秒で追い出される家だと知ったユーロスは、泣きべそをかきながら書物庫に逃げ込む。
すると書物庫の奥に、紐で縛られた古びた本を見つける。
中身を見たユーロスは、前世の記憶が役に立つと確信して即父親に土下座をして1ヶ月の猶予をもらう。
「兄に勝てたら居座らせてください!!」
負けず嫌い?プライド?そんなのどーでもいい。
貴族の家から追い出された未来に希望なんてあるわけないので、英にいるためなら何だってしようじゃないか!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-03 01:23:39
10572文字
会話率:59%
主人公、サラは普通の現代の大学生で、ある日、図書館で古びた本を見つけます。その本には古代の呪文が書かれており、何気なくそれを唱えた瞬間、サラは異世界に転送されてしまいます。
異世界は魔法と冒険の溢れる場所で、サラは自身が異世界の「異端者」
として認識され、数々の試練に立ち向かうことになります。彼女は魔法の力を学び、新たな仲間たちと出会い、異世界の謎を解き明かす旅に出ます。
サラの旅は、異世界の美しい風景、神秘的な生物、そして危険な敵との戦いで満ちています。彼女は自身の力を信じ、仲間たちと協力し、異世界を救うために立ち上がります。同時に、彼女は現代の世界へ帰る方法を見つけるために奮闘します。
この小説では、サラの成長と冒険が描かれ、異世界と現実世界の間でのバランスを模索する彼女の物語が綴られます。魔法、友情、冒険、そして自己発見の要素が詰まった異世界の旅路が展開されます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-09 23:14:13
1016文字
会話率:16%
夏休み前日の放課後。図書館の整理を頼まれた少年“響”は不思議な声に誘われ、一冊の本を手にした。
それは、とても古びた本で訳もわからない文字が書かれていた。
しかし、彼がこの本を手にしてしまった事を切っ掛けに事態は想像もつかない方向に発展
し。彼は異世界へと転移してしまう事にとなってしまった。
しかも、彼は“響”としてではなく。ある一人の“少女”として異世界に転移してしまったのだった。
彼は元の世界に、元の身体に戻れるのか。それとも……
※ジリリジリリと恋愛の話にして行くよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-06 02:19:21
180678文字
会話率:26%
※悲しい音楽
古びた本棚。かつてのきらびやかな内装を思わせる部屋。
今は見る影もない。
部屋の真ん中に、女の後ろ姿があった。
ブロンドの髪を後ろに束ねた女。ピンクのジャージ。
ジーンズを穿いた尻は突き出ている。
女の背に近づく。
女は嫌そ
うな顔をしながらタバコを吸っていた。
ちょっかいを掛ける。
女はしばらくして、別の部屋に移った。
それを嫌がらせのように追いかける。
見回すと燭台をおいた机の上に写真がいくつか立ててあった。
その中の一つに目を奪われる。
処刑台の写真。
首を縄でくくなれ、ぶらぶらと風に揺られる女。
白い装束がはためく。ブロンドの髪は泥で薄汚れている。
あの時、すぐ横でそれを眺めていた。
女は男たちに慰み物にされていた。
女は死ななかった。
だからどんなことでもできた。
女が横を向いた。
目が合う。
救いを求めるような目。
怒りと憎しみと、苦しみと絶望が入り混じった目。
様々な感情の入り混じった目。
首をくくられ喋れない女の感情が、言葉よりなお雄弁に伝わった。
だが、自分は何もしなかった。
ただ、見ていた。
女の首が剣で落とされる。さらに油をかけられ燃やされる。
男たちはそれを笑いながら見ている。
地面に落ちた女の首は、しかし死なない。感情を無くした顔で、燃える自らの肢体を眺めていた。
女がこちらを見ていた。
あの時と同じ顔で。
あのときのすべての憎しみを感じさせる表情で…。
※悲しい音楽折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2023-07-28 06:26:10
578文字
会話率:0%
高き根源から零れ落ちた青い光を放つ月『ダークムーン』
とある地方都市に在る『水面市』の夜空を奪い、裏世界『青月市』を生む。水面に映る存在の様に同一でありながら異常と異能が存在する。
『水面市』に住む歪んだ願望者達が選ばれ、裏世界に誘われ、自
らの意思で移動する。
閉じ込めていた願望を解き放ち、殺し合いを始める。
地図
・『青月市』:円形で存在
①中心:二丁目『月持ち繁華街』(青月繁華街よりも栄えていない(治安は普通))
②北東:四丁目『古びた本屋』(ひっそりと存在している。興味を抱くには条件がある)
③東南:一丁目『青月繁華街』(栄えている。風俗、居酒屋、barが在るエリアがメイン(治安が悪い)
『月栄地区』(企業が入っているビルが複数存在)
『青月駅』(利用者が多い)
③南西:三丁目『月見廃墟地区』(解体が止まっている状態)
『月の刃公園』(ここで、ある条件をクリアすると願いが叶うと言われている)
④南方方面: 『偽りの月の影』
登場人物
①蒼(アオ・女性)『蒼き刀』
②氷解黒花(ひょうかい くろばな・女性)『罪人の写し絵』
③白浜梨露(しらはま りろ・女性)『虚妄の意思』
④櫻三月(さくら みつき・女性)『欲望タル混沌』
⑤月田みのり(つきた みのり・女性)『観測の記録』
⑥下月上弦(しもつき じょうげん・女性)『三日月鎌』
⑦下弦上月(かげん かみつき・女性)『カゲ切り鎌』
⑧櫛鬼(くしおに・女性)『時戻りの呪術書』
⑨仮面付けた男(男性)『処刑人ノ誇り』
⑩御影淳二(みかげ じゅんじ・男性)『ウラミ冷雨』
⑪神倉結弦(かみくら ゆづる・男性)『愚者の願イ』
⑫千寿智(せんじゅ さとし・男性)『冷タク照ラス者』
⑬葉月リュウ(はづき りゅう・男性)『ゴミの様な巻物』
※『蒼』と『千寿智』を主とした群像劇。
一つが短編程度、もしくはそれよりも短い作品形式。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-05 12:00:00
62077文字
会話率:17%
実家の薬華異堂薬局に戻った薬剤師の舞はつまらない毎日を送っていた。しかし、亡くなった祖父から譲り受けた鍵で開けた扉の中に、不思議な漢方薬の調合が書かれた、古びた本を見つけたのである。そして、異世界から助けを求める手紙が届き、舞はその異世界に
転移するのだが・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-28 22:00:00
363468文字
会話率:14%
よくある風景、とある街、そこで生きている少女、古びた本は少女に何を与えるのか──
キーワード:
最終更新:2022-05-26 23:21:00
765文字
会話率:0%
とある王国に全てにおいて完璧な貴族の少女がおりました。
その世界ではギフト《贈り物》がひとり一つ、神から与えられるのですが、ギフトは個人差があり、いつギフトが使えるようになるかは分かりません。ましてや、5歳でギフトが使えるようになるな
ど、異例中の異例の出来事です。
そう。
その少女は異例中の異例の子でした。
少女のギフトは「想像予知」
予知とはいろいろな未来の道を決定するその場面でしか予知できませんが、「想像予知」は違います。
未来の道をいつでも想像でき、さらにその先の未来さえも想像し、予知できるのです。
別に少女の未来が幸せなら、そのギフトでよかったかもしれません。
しかし、少女が見た未来は最悪でした。
少女は伯爵令嬢でしたが、愛のない家族で、唯一、期待した人からは捨てられ、処刑される運命です。
5歳になったばかりの少女には早過ぎる内容でした。
「許せない。」
彼女は怒りに満ちた藍色から水色へと変わった瞳を歪ませました。
ポタリポタリと涙が溢れます。
「復讐してやる。必ず」
その瞬間、ある此処にあってはいけない、古びた本が目の前に飛び込んできました。
『召喚の魔術』
と書いてあります。
禁術です。
おもむろにその此処にはあるはずの無い、本を手にして、次々とページを開きます。
初めて本を持ったはずなのに。
ーーいえ、ギフトで見たことがあったのです。
「ーーを召喚するための魔術」
と書いてあるページで手が止まりました。
魔法陣が載ってあるため、書く必要はありません。
ピンク色の口が大きく開きます。
『我、セヴィロッテが命ずる。我が魂と引き換えに、契約に応じたまえ。』
不意に台風のような竜巻が部屋中を駆け巡りました。
「お呼びですか?この悪魔を。」
「えぇ」
止むと、目の前には麗しい青年がおりました。
サラサラの金髪は手触りが良さそうで、人のように見えましたが、瞳は悪魔特有の紅の瞳でした。
「復讐がしたいの。手を貸してちょうだい?」
「‥‥‥貴方の魂はとても美味でしょう、ふふっ、喜んで。」
少女の手の甲にそっと悪魔はキスをしました。
これは復讐に取り憑かれた少女ーーのちに魔女と呼ばれる、セヴィロッテの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-31 12:32:11
3454文字
会話率:32%
アメリカ合衆国東部に位置するメリーランド。
そこで暮らす少女、マチナ・ユーランは図書館で古びた本を見つける。
内容は知っていた。読み切る前から知っていた。
夢のような世界の話。
最終更新:2021-01-30 20:31:44
4955文字
会話率:16%
■あらすじ
「根拠なんてなくていい。自信があればなんとかなる」
臆病な主人公ソラは流されるまま社会人となり、ただ生きるだけの生活を送っていた。
そんなある日、父の物置で古びた本と、奇妙な鍵を見つける。
その本にはこう記されていた「これは英
雄の物語である。突然現れた英雄が国を救った。」
鍵を天に掲げると轟音とともに稲妻が走り、酷い頭痛がした。
耐えきれず、意識を失い、目が覚めると。。
ーーーそこは魔法が存在する世界だった。
ソラは夢だと思い込み、本に書かれた通り、退屈しのぎに「英雄の物語」を進めようと考えるが。。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-22 11:36:09
21031文字
会話率:32%
■あらすじ
「根拠なんてなくていい。自信があればなんとかなる」
臆病な主人公ソラは流されるまま社会人となり、ただ生きるだけの生活を送っていた。
そんなある日、父の物置で古びた本と、奇妙な鍵を見つける。
その本にはこう記されていた「これは英
雄の物語である。突然現れた英雄が国を救った。」
鍵を天に掲げると轟音とともに稲妻が走り、酷い頭痛がした。
耐えきれず、意識を失い、目が覚めると。。
ーーーそこは魔法が存在する世界だった。
ソラは夢だと思い込み、本に書かれた通り、退屈しのぎに「英雄の物語」を進めようと考えるが。。
これは平凡な主人公が、一歩踏み出すことで、英雄となる物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-09 19:30:02
12991文字
会話率:33%
魔法学校の落ちこぼれで不適合者の烙印を押されたマルス・レイヴィス。彼は学園で酷いいじめを受けていた。しかし、彼は母に心配をかけないよういじめを隠して学園生活を送っていた。
しかしある日、マルスは学園長から理不尽な理由で退学を言い渡されてしま
う。退学を取り消して貰おうと懇願すると、学園長はある条件を満たせば考えを改めるとのこと。それは学園の首席を魔導決闘で勝利することだった。勝つ見込みの無い負け試合、それでもマルスは学園の在籍を懸けて決闘を受ける事にした。しかし相手は格上。自分では確実に負ける。どうやって勝利するか悩んでいた。
そんなある日、亡き父親の遺品を整理していた時、一冊の古びた本を見つける。それを読んでいた時、突如本が光り出し、マルスは本に吸い込まれてしまう。気がつくとそこは真っ白で何も無い空間だった。困惑するマルスだったが、目の前に突然一人の老人が現れ、マルスに問いかける。
「お主が望むのならば、力を授けよう」
落ちこぼれと呼ばれた少年が新たな力に目覚め、成り上がる物語が今、始まろうとしていた折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-10 22:22:57
2786文字
会話率:58%
平凡な僕、雨ケ崎陵、高校二年生。
ある日古びた本屋にある本を読んでしまい魔界に迷い込んでしまった。
魔界の癖の強い男たちから熱い告白が飛び交う。人間である陵は一体誰と恋に結ばれるのか。
魔界で繰り広げられる魔界ラブコメが今始まる!
最終更新:2020-03-21 21:06:47
944文字
会話率:22%
これはたった1冊の本と出会った少年と少女のお話
小さな村で住む15歳の双子の姉弟サシャとリーブ
幼き頃両親が他界しこれまで2人で生きてきた
とある日リーブが亡き父の書庫で1冊の本を見つける
それは鍵のかかった古びた本だった
しっか
り者で弟想いな姉サシャ
好奇心旺盛で無邪気な弟リーブ
そんな2人の平和だった日常が
その本をきっかけに動き始める
何となく気ままに投稿してみます
小説書くの初めてですけどよろしくね。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-14 16:59:02
411文字
会話率:82%
古びた本があった。何を書いてあるのかは読めなかった。
最終更新:2019-10-05 04:42:03
429文字
会話率:17%
異世界には様々な職業がある、剣士、魔法、騎士
そんな様々な職業にシーフ、暗殺者、忍者など隠密を得意とする職業があった。
何かを奪い、何かを殺し、何かを壊す
それで生計を立てる者もいるが、例外的な職業があった
その職業は”殺人鬼”
人を殺し快
楽を得る、人を殺すだけに生まれてきた職業。
それが、殺人鬼と言う職業である。
そんな2000年後世界に一人の男が転生する。
彼の名前はシャル=クロア、職業は殺人鬼
”元殺人鬼”であり転生者だ。
次の世界ではのんびりと自由に生きていきたいと願い転生した。
しかし、彼の転生と同時に錆びついた時計の秒針、古びた本のページの一枚が動き出す。
”俺はのんびり生きていきたいんだけなんだよ!!”折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-06 16:02:51
54331文字
会話率:39%
遥か昔、巨大な神樹や神鳥を崇める国があった。
――そんなものはおとぎ話だ。
王子アレブは古びた本のほこりを鼻息で払う。
かつてそんな伝説が存在した国を継ぐ立場にある彼は、王子としての素養を磨くために人々と自然の関わりあいを見る為、城を
出た。
出会ったのは森に暮らす不思議な娘、魔女を名乗る女、そして人の言葉を話す不思議な白馬。
流れる時、積み重なる歴史、繰り返される過ち。王子は様々なことを経験しておとなになっていく。
遥か昔を舞台にしたアミニズム溢れるファンタジー第二弾。
(連載予定期間 2018/7/14~8月中旬 毎日朝更新予定)
※拙作の「ヤドリギの娘」(https://ncode.syosetu.com/n2937eo/)と世界観と歴史観を共有する作品です。読まなくても本作の内容は理解できますが、合わせてお読みいただくと何割か増して深くなります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-16 08:10:28
224008文字
会話率:39%