子供のない松浦長者夫婦が初瀬の観音に祈願して授かった一人娘、さよ姫。しかし、父の長者が亡くなるや家は没落し、母と娘のただ二人が残された。
父の十三回忌の弔いの資金を得るために身を売ったさよ姫は、村の氏神である大蛇に捧げる生け贄の娘を買いに都
へやって来た商人、ごんがの太夫に買われ、はるか奥州安達郡の八郷八村へと旅立つ。
池の大蛇に捧げられる人身御供となったさよ姫は、父の形見の法華経を取り出すと……
室町時代から江戸初期頃の口承文芸である説経節のひとつ、「松浦長者」を現代語に翻訳したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-29 15:42:13
28008文字
会話率:25%
読書好きで地味な見た目だった真心は、彼氏を作って楽しい高校ライフを過ごすことを夢見て、イメージチェンジした。
しかし、初めてできた彼氏に突然別れを告げられてしまう。
傷心の真心は高校受験以来足を遠ざけていた図書館を訪れる。
顔馴染みの司書樋
口の勧めで、児童室のおはなし会に初めて参加する。
真心はそこで初めてストーリーテリングと出会い、昔話を語る貴史に興味をもつ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-07 23:43:12
14319文字
会話率:38%