リオにとって一番の友達であるジャージ姿のチサが、同じくジャージを着たまま地元の田舎町を全力疾走しているヤイチを無理矢理に食い止めていた様子を偶然にも発見する。そのまま二人は小さな祠の方へと仲良さげに向かっていく。
リオはそんなチサとヤイチの
後ろ姿を追い掛ける。
気配を殺して、他の誰にも悟られないように。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-31 22:22:14
3030文字
会話率:55%
世界のすべてから取り残された気持ちになる時は誰にでもある。
言葉にできない不安で押しつぶされそうになる時は誰にでもある。
それでもふと視線を変えた時
見えなかったものが見えた時
人は人らしく生きていくのだ。
最終更新:2011-05-04 11:34:47
4529文字
会話率:22%