幼い頃よりサッカー漬けの生活を送ってきた少年、白石兎和。
彼はとある事情から、ジュニアユースチーム(中学年代)卒業を前にしてサッカーへの情熱を曇らせる。
そして高校では心機一転、友情と恋に彩られた青春スクールライフを満喫すると決意するのだっ
た。
ところが進学先には同じ白石の苗字を持つイケメンがいて、比較された挙句コミュ力や顔面偏差値で劣るからと、『じゃない方』なんていう不名誉なあだ名を授かってしまう。おまけに『陰キャ』のレッテルを貼られ、周囲から蔑まれる羽目になる。
先が思いやられる高校生活のスタート。
そのうえ学内トップの美少女である神園美月との出会いを機に、心が離れかけていたサッカーとも再び向き合うことに……こうして白石兎和のスクールライフは、本人の希望とまったく違う方向へ転がっていく。
この物語は、ちょっと内気な少年が流されつつ歩む蛇行した青春の軌跡である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 21:10:00
624427文字
会話率:29%
的川むつみは、某高専の一年生。
ふとしたきっかけで天文部に入り、ロケット打ち上げ競技に参加することになるのだが。
これは、入道雲を見上げた、一瞬の物語。
最終更新:2020-12-27 18:09:32
983文字
会話率:91%
幼少からの貧乏生活により、ケチ、守銭奴、拝金主義が身に染み込んでしまった少年「山野京太」。
中学生でありながら金のために配達のアルバイトに精を出す彼であったが、中学卒業を前にして進路の選択を迫られる。
最終更新:2019-03-29 01:00:00
2654文字
会話率:52%
大学卒業を前にして、熱心に就活をするも採用に至らなかった沙希。
失意の中でも仕事をしないわけにはいかず、ようやく見つけたのは工事現場でのガードマンの仕事。
人生は決して思うようにはいかないもの……かも。
最終更新:2018-12-31 09:38:09
18687文字
会話率:52%
何をしても上手く行かない時があるよね。みんな一緒さ、でもね、そんな時にしか見えないものだってあるんだ――。
医師になることを夢見て、その夢を実現するまで戻らないと言って東京の医学部に進学した篤信は、自分の道を見失い、卒業を前にして実家
のある神戸に戻ってき来た。そこで同じように上手く行かない日々を過ごす幼馴染みの朱音と弟の陽人、妹の悠里たち3きょうだいと接していく中で、それでも前向きに自分を取り戻そうと思うようになる、悩める若者の心の成長を綴った物語です。
読んでいただいてありがとうございます。感想などお聞かせいただいたら大変光栄です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-19 16:01:21
102965文字
会話率:47%