ドラゴンらしい生活をしたくても、人間の理性が邪魔をする。
人間らしい生活をしたくても、ドラゴンの力が邪魔をする。
そんな僕は、どちらにも属せない半端者だ。
人をモンスターに変えることで、人を殺めんとする『モンスターマスター』と呼ばれる謎の
勢力が、人間たちを脅かす存在になったある日──
一体のドラゴンが人里の近くでひっそりと息を潜めていた。
そのドラゴンの所作は猛々しい野生を微塵も感じさせることなく、ただひたすらに大きな凶器のような体を、人に見つからないようにと隠して生きていた。
人に見つかることが怖いから。
人に見つかって、「モンスターだ」と言われることが怖いから。
人に怖がられるのが、怖いから。
モンスターに姿を変えられてしまった少年が、人とモンスターとの間で絶えず揺れ動く様を描いたファンタジー小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-19 08:00:00
614777文字
会話率:27%
※注意※ こちらは本編ではありません。半端な人生/竜生のモンスター図鑑、そのうちから本編に登場したモンスターに関して記載します。作中にモンスターが出た際には、さらに順次追加をします(追加をした際、特に追加をしたとの報告はしません)。あくまで
、本編を楽しむためのおまけとしてご覧ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-10 21:06:32
2979文字
会話率:0%