高校三年の春。僕の机に、一通の手紙が置かれていた。
「七月十日、午後三時。私はあなたに告白され、断りました。──だけど、それを後悔しています。どうか、未来を変えてください」
差出人は“未来の彼女”。
内容は、「彼女と結ばれなかった未来」
から送られてきた手紙だった。
次々と届く“未来の分岐”を告げる手紙。
交通事故。失恋。親友の裏切り。
彼女との関係を修復するたび、僕の未来は歪んでいく。
そして最後の手紙には、こう書かれていた。
「七月十日、私は死ぬ。あなたが私に告白しなかったせいで」
──これは、未来からの告白に応える、僕だけのラブストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 11:06:20
3743文字
会話率:13%
十数年前、ひとりの生徒を見送った老教師のもとに、ある日、差出人不明の手紙が届いた。
──先生、もし覚えていたら、学校前の、あの公園で会ってください。日曜日の午後三時。
それは、テレビのニュースが再び呼び起こした名前——「リク」か
らのものだった。かつての教え子。今では“無差別殺傷事件の容疑者”として報道されている。
手紙の言葉を信じて向かった公園。午後三時、静寂の中で彼は再びリクと出会う。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-16 07:30:00
3276文字
会話率:18%
本日もしょーもないご報告でございます。申し訳ございません!
最終更新:2023-12-22 12:19:48
1824文字
会話率:0%
氷室深夜は走っていた。
午後三時。たくさんの人々が歩き行き交う大通りを。青空の中を駆け抜け、迫りくる夜闇からただひたすらに走って逃げ回っていた。
周りの人々が気づかぬうちに、次々に侵食される風景。壊れていく日常。
『このお守りが、あなた
を守ってくれるからね』
遠い昔の誰かの記憶、紐解いたその中ではー-------
「ああ…よく眠った。」
間の抜けた、カミが眠っていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-21 18:13:18
13884文字
会話率:16%
タイムリミットは午後三時。
銀行に向かった俺は、人間の本性を垣間見た。
最終更新:2014-12-17 16:38:50
1685文字
会話率:22%