王都の司書を志し、王立魔法学術院の門を叩いた田舎娘・アイラ。だが、始業三日目にして彼女は早くも留年の危機に瀕していた。突然の休講、消えた魔導書、割れ続ける眼鏡――日々、しょうもない呪いに侵されながら、アイラは司書免許に必要な単位を無事に修得
できるのか?
* * * * *
登場人物
〈眼鏡割り〉のアイラ…上京したての眼鏡の女の子。司書になるために勉強するみたい。
〈放蕩〉シャルロッテ…アイラの寮の先輩だけど、留年したから同級生。卒業はしたいみたい。
〈爪弾き〉のジャスパー…同級生。魔法の扱いには自信があるみたい。
〈跋扈する〉サイサリス…同級生。首席としての威厳を示したいみたい。
〈根腐れ〉パルマージ…同級生。サイサリスといつもいがみ合っているみたい。
トルネオ・ウェイリー…レブストルの教授。基礎魔法演習Ⅰを担当するみたい。
バートン・ダズリン…レブストルの講師。魔法書取扱基礎Ⅰを休講にしたみたい。
◆エピソード0◆
四級受呪者の前日譚
https://ncode.syosetu.com/n9087jv/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 20:10:00
24803文字
会話率:35%
「何か忘れてるような…まぁいいや!ねぇそこのチミたちぃ!俺と一緒に英雄を目指してみない!?」
「うわ!!!誰がてめぇと組むもんか!!カエル野郎!!!あったいけ!」
「…ぴえん」
これはパーティーを断られ続け、仕方なくソロでクエストを挑
む
両手に盾を装備した重装備の鎧を纏ったカエル野郎の亜人こと、アラルド・シームンの冒険譚である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-30 00:28:56
1704文字
会話率:23%
目を瞑ってください。それだけであなたの視界は今の現世から切り離され、漆黒の闇に包まれてしまいます。映っているのは実際には瞼の裏側。
けれど、それを確認する術はあなたにはありません。知識として知っているだけで、現在本当に同じ場所にいる保
証なんてどこにあるのでしょうか?
そう。そこはまるで――
――異世界のようではないですか?
とはいえ、瞼の薄い皮を透過して目に入ってくる光や、鼻腔に届く匂い、肌から伝わる熱、そして耳に届く音がそこに実際にいるのだとあなたに確信させます。
もし、その感覚が急に変わり目を開けた先に広がる光景が、今までとは全く別の物であったとしたなら――
――お話の異世界転移だ、と理解出来てしまうでしょうか?
――出来てしまいますか? そうですか……。
もし、理解出来てしまうのならあなたの成長はそこで終わりです。都合の良い力があなたに与えられるのだと本当に思っていますか?
私の世界を楽しんで頂くのは結構なことだと思います。ですが、努力と試行錯誤をやめてしまえば、私の世界で生きていけるはずがありません。『死』への道しか伸びていないでしょう。
ご理解いただけたでしょうか?なら――
エタトリヴィーニア 「つべこべ言わず愚民どもは血反吐はいて努力してりゃいいのよっ! それであんたたちの生能………むぐぅ……何すんのよ⁉」
ミリピリピア 「ニア様は出て来ないんだから、邪魔しないで下さーい! 台無しですっ!」
エタトリヴィーニア 「あんただって出て来ないじゃないの! というより、まずあんたの世界じゃないし! 訳分かんない綺麗ごとぬかしてないでさっさと仕事に戻りなさいよ!」
ミリピリピア 「はいはいはいはーい」
っと……あはは、今のやり取りは忘れてください。
ええっと……何でしたっけ? ああ、そうそう。努力と試行錯誤を止めないでくださいって所でした。
そうすれば、きっと彼のように――――。
――――精々苦しんでくださいね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-26 22:35:15
19949文字
会話率:29%
科学者によって造られた超生命体《第一超人類(ナンバー・ワン)》。
《第一超人類》の覚醒は、人類に《超能力》という超常の力を目覚めさせる引き金となった。
時は流れ、《第一超人類》が眠りについてから30年後――――超能力が日常となった世界。
科
学として、医療として、エンターテイメントとして。様々な分野で超能力が活かされ、優秀な超能力者の育成が重視されるようになっていた。
完全実力主義で優秀な超能力者を何人も輩出してきた覇道学園。そこで落ちこぼれをやっていた”新城 来人(しんじょう くると)”はひょんなことから本当は滅茶苦茶弱いのに周りから強いと勘違いされてしまう。
その勘違いによって平凡だった学園生活が一変し、波乱万丈の学園生活が幕を開ける。
挙句の果てに電撃を使う王女やすべてを燃やし尽くす不良女に無敵の生徒会長、史上最強の社長令嬢とかとにかくやばい人たちにフラグを立ててしまい……
これは、テンプレ学園バトルファンタジーで繰り広げられる非テンプレ主人公の物語である。
21時に更新予定。毎日更新できるよう努力します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-19 21:21:44
132060文字
会話率:44%