煌びやかな社交界。
だがそこは、血筋、家柄で全てが決まる閉ざされた世界だった。
生まれながらに決まる貴族令嬢としての格。
同じ舞踏会にいながらも、そこに明らかな境界線があった。
劣等生と優等生。
血を分けた姉妹ながらも、そこには
明確な境界線があった。
一人は愛人の子、もう一人は正室の子。
この差はくつがえしにくいものだった。
愛人の子、ナタリア・ウォルドーフ。
貴族階級最下層のナタリア。悪役令嬢、劣等生と呼ばれた彼女。
今、そんな彼女の快進撃が始まるのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-08 22:00:00
4292文字
会話率:38%