虹の髪を持つ少女。
彼女は人知れず、街の中で人類がこれまで生み出し続けてきた神話や、空想世界、おとぎ話に搭乗する『創造』と戦っていた。
その頃、高校二年生のエリトは、昨日と同じ事を何度も繰り返す日常と、それに抗えない自分の体を否定し
ながら必死に叫び続けていた。
全てが昨日の事の繰り返し。家族と話した内容も、友人と行う昼休みのバスケットボールの試合も、自らが歩くその歩幅さえ昨日……いや、もう忘れるほど前から繰り返し続けていた。
ある日、ほんの些細な日常の変化から、世界の軌道が変わり始める。
そして二人が出会う時、創造に対する反撃が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-03-08 11:11:22
16490文字
会話率:46%