毎朝、隣の家に住んでいる幼馴染の凱【かい】に、起こしてもらっている幸せ者の私、宮國莉羽【みやくに りは】16歳。元気と体力だけが取り柄で、朝は苦手。起こそうとしても、なかなか起きない私を、愚痴一つ言わず起こしてくれる、そんな凱に甘えっぱなし
の毎日。
しかし、そんな私でも今日に限っては、「それ」より前に起きる。
『なに?これ…。』
さっきまで見ていた夢の中で負った傷が、現実でも…?
その日から、幾度となく『夢なのか?現実なのか?』リアルすぎる夢を見続ける私…。舞台は様々。今日はどこの夢?混乱の渦に巻き込まれていく…。
夢の中で起きている不可解な事件を通し、私は自分の【使命】に気付かされ、悩み苦しみながらも、その先で出会う、たくさんの個性あふれる仲間と共に、世界をも巻き込む過酷な旅を進んでいく。
しかし、私はその【使命】を持つ者なら誰もが持つ『証』としての能力を、未だに見出せないでいる。そんな自分に、いつまで経っても自信が持てるはずもなく、時は刻一刻と迫る…。だって、昨日まで女子高生だったから…の言い訳なんて通用しない。
いたって普通の女子高生が「恋愛」「友情」「悩み」を、
また様々な「問題」を抱える仲間たちが、泣き、喚きながらもそれを乗り越え、その不可解な事件を解決していく。果たしてその先に、何が待ち受けているのか?
『夢』か『現実』か?
『恋』か『友情』か?
はたまた、『嘘』か『誠』か?
長い旅路の先に見えた『世界』に私は何を感じ、どう生きるのか?
【いくつもの世界を股にかけ、個性あふれる『魔法・異能力・剣の使い手』の仲間と共に、明日への光を求めて突き進む、もはや全員が主人公のような冒険ファンタジー】
※神遣士(しんけんし)と読みます
『偽善』の裏に隠れた人の心の『悪魔』を、どう料理し、どう消化していくか?
嘘のような書き手の実体験も交えつつ…、描いていこうと思います。
よろしくお願いします!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-24 10:53:14
576822文字
会話率:22%
勢いを増す魔王軍に対抗すべく、王都では卓越した技能保持者たちによるパーティが編成された。
むっつり王子こと聖剣の使い手、第三王子マーティ・ハンス
胸毛から沸き立つ男性ホルモン、ダンクのグレゴリー・マルセル
血走った目は変態の証、アサシンのパ
トリック・ベンハー
テカテカに光ったその体、どSモンクのザノバック・レスリー
得意技はパラライズとスリープ、黒魔導師のイアン・パーマー
そして最後に紅一点16歳のナイスバデイの白魔導師、ルクセラ・エルリックの6名
って絶対ヤバイじゃん。
裸に近いほど能力値を上げる白魔導師を狙う5人の男達
と魔王軍団長。
ガンバレお父様。
娘の貞操はあんたの腕にかかっている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-08 15:09:24
2806文字
会話率:47%
―――俺を殺す気か? こいつ本当に幼馴染のレヴァントなのか?
王国最強の騎士団長「ミハエル」は、反体制ゲリラに洗脳され暗殺者となった幼馴染レヴァントから短刀で襲撃される。
―――ミハエル、貴方は私と、この国を作りなおすのです。拒否
すれば殺します。
聖堂騎士団を指揮する女司祭マシロから、国を潰すべく自らの宗教革命に加わるよう強制される。
剣の才能だけは王国一でなりゆきまかせで生きていたら、騎士師団長になっていた。
本当はのんびり田舎で暮らしたいミハエルだが、幼馴染レヴァントの洗脳を解くべく、反体制ゲリラとの戦いに身を投じる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-07 22:06:53
229341文字
会話率:19%
勇者は人類を裏切り、魔王の手下になった。
勇者パーティの荷物持ちだった俺、カイン・ベルストはパーティでただ一人生き伸び、残された聖剣を手に魔王軍への反抗を始める。
長い年月の果てに、ついに勇者を超える力を手に入れた俺だけど、魔王との最終決戦
で世界を滅ぼされてしまう。
絶望した俺の前で、聖剣が語り掛ける。
「今から最後の力で過去に戻る。全てをやり直し、全てを救え」――と。
これは勇者を超える最強の『荷物持ち』が、二周目の世界で魔王討伐を成し遂げる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-03 12:10:00
125520文字
会話率:36%
2040年、近未来の日本は『魔獣』と呼ばれる謎の怪物が各地で跋扈していた。
ストレスをためこんだ人間が、額に水晶を埋め込んだ異形『魔獣』と化し、暴走してはあらゆる災害を引き起こす。
魔獣の大量発生により国は荒れ、混乱に陥っていた。
そこで
政府は『地域守備局』と呼ばれる超法規的組織を設立。魔獣を撃退可能な血を持つ人間を集め、魔獣討伐に乗り出していた――
巴由自はそんな『地域守備局心療課』に配属されたばかりの16歳。
配属と同時に『神器』を持たされ、くる日も戦闘に励んでいた巴。その同期には少々冴えない眼鏡男子・八重瀬真言がいた。
気は優しく聡明ではあったものの、神器である大剣をうまく扱えず、課ではほぼお荷物扱いの八重瀬。
そんな彼を、巴は常日頃から馬鹿にしがちだった。
だが、とある島の魔獣情報が飛び込んできたことで、彼らの運命は大きく動き始める。
奄美諸島近辺に位置するその島の名は『白龍島』。
500年以上も前に強大な魔獣『晶龍』が暴れ、幾多の犠牲を払った末に封印された曰くつきの島。何故か現代まで存在が隠匿されていた島である。
2040年の今になって晶龍が覚醒し、島民から『人柱』を奪い島を実質支配しているとの情報から、巴と八重瀬は島へ乗り込んでいく。
だが二人が島で目にしたものは、朴訥とした島民たちの、昔ながらののどかな生活だった。
現代のストレスとは無縁で、これといった災害もなく、資源豊かな島でのんびりと暮らす人々。そして何故か彼らは、魔獣であるはずの晶龍を心から信奉していた。
そんな彼らに、巴と八重瀬は少しずつ違和感を抱いていく。
調査を進めていくうちに二人は、島の中心部たる「晶龍の祭殿」に、人柱たる少女が捧げられていることを突き止める。
やがてそんな二人を導くかのように姿を現す、銀の龍。
何故か龍に対して異様な反応を見せる八重瀬と、その神器。
そして龍の力と人柱の少女を巡り、激しい戦いの火ぶたが切られ――!?
島民に崇められる龍神の謎とは。
時代に取り残された島の未来は。
血みどろの戦いの果てに、巴と八重瀬は何を見る?
※本作は「カクヨム」にも投稿予定です。
※「こちら地域守備局メンタルケア課~配属されたばかりですが、結構可愛いスーツの眼鏡君が大剣担いで戦ってました~」の前日譚にあたる物語ですが、単体でお読みいただいても全く問題ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-30 22:07:22
143528文字
会話率:17%
魔道士に憧れている18歳の高校生。
小説ばかり読んでいてる。
そんな彼には憧れている、悪役令嬢がいる。ミランダ・シミー。
自分の好きな作品に登場する悪役令嬢である。
しかしあまりにも好きすぎて、ビルから飛び降りて、異世界へ行けると思っていた
ら、ほんとに来てしまった。
まさかの異世界転生。
聖剣と覇王剣を巡り戦争しているファンレダー公国。
ぶっ飛びギルド、ギルティスノーの女魔道士アリシアと出会い、隼人は魔道士へなる。
そして聖剣の使い手となり悪役令嬢、ミランダ・シミーへと戦いを挑んでいく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 00:17:27
31966文字
会話率:47%
命を狙われ、外界から遮断された森に迷い込み、倒れた剣士ロイ。ロイが呟いた言葉に、過去の記憶のないピクシーの少女ウォリディは心を揺さぶられた。
一命を取り留めた剣士ロイは、カットラスという曲剣の使い手。彼は森の長老から、ウォリディを預けられる
。彼女は人の魂として迷い込み、哀れに思った長老が肉体を与えた存在だという。ロイは、ウォリディを何度も置いていこうとするが、彼女は何度も追いついてくる。
ロイは命を狙われる原因となった伯爵を相手に、いつか復讐することを仲間と約束していた。だが実際の彼は、復讐から逃げていた。しかし、復讐に消極的だった彼も、敵がウォリディを巻き込んだ事から、自由と安寧を手に入れるために前に進む。それは同時に、彼自身が復讐される側として討たれるために、でもあった。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-06-08 20:44:43
301133文字
会話率:64%
戦士ハリガネシリーズ①
戦争が無くなったこのポンズ王国では、大きな転換期を迎えていた。
戦いに費やしていた力はやがて産業革命の原動力へと着実に変わっていく。
獣使いはタクシー業や運送業,武道家はインストラクター,万能型の魔法使いは様
々な業界で活躍している。
そんな中、かつては戦士として剣を振るっていた三十二歳の男はその力を持て余しかつ窮地に立たされていた。
その名はハリガネ=ポップ。
戦士職であったはずの彼は、訳ありで今はフリーターとして生計を立てていた。
また、父親であるハリボテ=ポップは王家に従える国内屈指の剣の使い手として恐れられていたが、その力ゆえか傲慢さと強欲さが仇となり大事件を引き起こして国外追放の身となった。
行方不明になったハリボテの息子であるハリガネも王家の兵士として仕えていたが、最終的には兵士を除隊することとなる。
国からほとんどの財産が差し押さえられた中で、父親が残していった物は古びた一軒の平屋と数少ない武具に請求された莫大な賠償金...。
戦士としての地位も地に堕ちたハリガネは、生活をしていくのに精一杯な状況...。
戦士としての生活もままならないハリガネ=ポップの明日はどっちだッ!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-15 15:26:37
116038文字
会話率:1%
世界を救う救世主として語られる聖剣の使い手、勇者。それぞれの王国から勇者が選ばれ、仲間と共に世界で起こる異常事態を解決する旅に出る。そんな彼らに対して1人の剣士が立ち塞がった。彼は異常事態について何かを知っているようで、聖剣の回収を目的に襲
撃する。なぜ世界を救う為に動く勇者に刃を向けるのか。異常事態について何を知っているのか。全ての真相は彼のみぞ知る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-15 14:59:37
4919文字
会話率:68%
多元世界。それは無数にある神話や逸話、伝承の元となった別次元の世界。
数多の数だけ存在するそれらに太古の昔より人類の敵対者として存在している怪物、異形種(キメラ)が溢れて起きた異形種大戦(キメラ・ウォー)より半世紀たった現在。
その多元世
界の一つ、ムンドゥスに住まう鳴神雄斗は神に比肩する剣の使い手ながらも、辺境の生まれ故郷にて弱い異形種を狩りながら家族と平穏に過ごしていた。
しかしある日出現した強力な異形種との戦いが彼の生活を一変させる。体の内より出現した異形種大戦の至宝たる「万雷の閃刀」。それを雄斗を救出に来た女神、マリア・プリマヴェーラ・アナーヒターに目撃されてしまった。
神を切り裂く剣技と大戦を終結に導いた伝説の名剣。それらを持つ雄斗をそのまま放逐されているはずもなく、雄斗はマリアが所属する「アルゴナウタエ」へ所属することに。
アルゴナウタエ──。多元世界の数多の神々や勇士が集う、世界と人々を守る英傑たちの集団。
そんな彼らと雄斗は肩を並べ、様々な事件を解決するべく剣を振るっていくのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-07 19:00:00
731725文字
会話率:35%
女だてらに、幼き頃から腕の立つ剣の使い手であったエルフィは、世間には内緒で冒険者登録をし、仮面の騎士、という異名を持つ19歳の女性だった。
しかしある日、冒険者として過ごしてきた過去を封印し、テイマーであるリオン・メイナーに嫁ぐことになる。
輿入れ前日、最後の仕事としてダンジョンへの同行、という仕事を頼まれる。
「竜の魔石を手に入れたい」
そう依頼してきたテイマー。それこそが、結婚相手のリオンであった。
後日、結婚の儀で初顔合わせとなる二人だが、エルフィの正体はすぐにばれてしまう。
しかしリオンは仮面の騎士であるエルフィをベタ褒め。そのままでいいと告げる。
新婚旅行先は魔物の住む森。
ウキウキのエルフィと、リオンがテイムしている魔獣たち。
しかしおかしな霧によって二人は森の中で迷子になってしまうのだった。
森の真ん中に現れる小屋と、そこに住まう『捕縛師』の末裔だというナダという名の美女。
魔剣を手にし、力を発揮するエルフィと、そんな二人に運命を託すナダ。
二人は力を合わせ、この地に縛られたままのナダの運命を切り開くことが出来るのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-10 20:00:00
42264文字
会話率:52%
自宅で引きこもっていた主人公ユウキ2X歳。
彼は突如神様 (ショタ)に呼び出されて異世界でダンジョンマスターになることを指名される。
有無を言わさず異世界に転移させられたユウキは美人使い魔のルビィと共にダンジョンを運営していくことになるが…
…。
その立地がなんと王都から徒歩5分!?
襲ってくる敵は最高ランクの冒険者から勇者様、王国騎士や聖女様、聖剣の使い手から転生者まで選り取り見取り。
全てはルビィと約束した『世界一のダンジョン』を実現するために。
モンスターとトラップを使い冒険者を撃退して財宝と魔力を集める、クラシックなダンジョン経営が始まります!
☆初日複数回、翌日からしばらくは毎日投稿予定です。
カクヨムでも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-04 17:15:04
428714文字
会話率:46%
赤子の頃から囚われていた少女が屋敷から逃げ出して結婚するまでの古代ファンタジーストーリー。
キーワード:
最終更新:2023-09-27 01:41:43
2106文字
会話率:31%
オーレリアには、こめかみに醜い傷がある。それは、魔剣の使い手である婚約者のトラヴィスを庇ったことにより、かつて負ったものだった。オーレリアは、幼い頃は治癒師としての将来を切望されていたけれど、周囲の期待に反してその能力は伸び悩んでいた。それ
に対して、トラヴィスはその優れた才能を開花させ、飛ぶ鳥を落とす勢いで名を上げていた。
トラヴィスの態度が少しずつ冷たくなっていく中で、オーレリアは、彼女が負った醜い傷に負い目を感じて、彼が婚約を続けているだけだと言っているのを目の前で聞いてしまう。トラヴィスとの別れを選んだ傷心のオーレリアは、もう誰かに嫁ぐことは諦めていた。けれど、彼女の元に、かつては天才と呼ばれていた魔剣の使い手である侯爵の家から、訳ありの縁談が持ち込まれて…?
ハッピーエンドのラブストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-12 19:00:00
99177文字
会話率:41%
クロエはかつての英雄の銅像を見て前世の記憶を思い出した。
美化しすぎ。百倍くらい美化されとる。しかも、胸。どんだけ詰めてるの……。私、胸なかったじゃん。
クロエは美化された銅像を見て前世の記憶を思い出したのだ。
前世の名前はピオニーと
いい。火炎剣の使い手で魔王討伐メンバーの一人だった。
彼女は、四天王の一人氷神ライムとの壮絶な戦いの末に死亡した。
どうやら、生き残ったメンバーと実は生きていた弟の証言でピオニーの銅像を作ったようだ。
ピオニーだけ死んだせいなのか、恐ろしいほどに美化されていた。
前世の記憶が蘇った影響で人格形成が早くできてしまったクロエは、貴族としては劣等生で持参金につられた高位貴族との縁談話ですらダメになる始末だった。
クロエは、婚活戦争に頭を悩ませていた。
そして、どうやら、生まれ変わったのはクロエだけではなかったようで……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-19 20:08:53
4520文字
会話率:26%
中世ヨーロッパ風世界の一国・カイネブルク王国に住む狩人だが、剣の腕も立つ少女アスセーナは、訪れた首都で剣技に優れた美貌の騎士に一目ぼれ。しかし彼はこの国の第三王子・アレクサンデル殿下だった。身分差に落ちこむアスセーナだったが、突然街中の人が
”氷”の魔術に捕らえられてしまう。一人無事だったアスセーナは、アレクサンデル殿下をはじめ人々を助けるために旅立つ。しかしその魔術を行使した魔術師は弟子たちに妨害を指示した。妨害をはねのけ、ついて来た子どもブレット、喋らない剛剣の使い手鎧武者とともにアスセーナは旅する。魔術師の目的は何なのか、”氷”に捕らわれたアレクサンデルに魔術師が持ちかけた「契約」とは何か。謎多き旅は続く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-29 20:52:38
242868文字
会話率:49%
剣の木、バミリオン王国にあるそれは剣のなる木として神ノ木としてまつられていた
そしてこの少年レイ・シュレイスは自身を落ちこぼれて言い
自身の剣を決める日に神剣ルベリウスを手にする
弱気の少年と強気の神剣
この2人の友情、成長
、たまに面白が見れる物語です
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-22 23:00:00
4866文字
会話率:39%
「リュート、お前をパーティから追放する」
そう言われて追い出された主人公、リュート。
彼はパーティに逆らわず、いいなりになって追放される。
それから彼はダンジョンに通い始めて、レベルを上げようとした。
レベルが上がらないと、どんなにステー
タスが高くてもなにも出来ないのだ。
実際彼はそれが理由で追放されている。
だが彼はレベルが上がらなかった。
そんな彼が絶望しかけたとき、とある声が聞こえたのと同時に、彼に『神剣の使い手』と『神装の使い手』という古代に失われしスキルが宿り、一気に強くなる。
自国から追い出された隣国の王女、故郷を離れた鬼人族の少女、異世界から召喚された聖女と出会う。
そんなところからストーリーが始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-22 10:55:11
15001文字
会話率:52%
――ヤマアラシのジレンマ
触れれば傷つけると言われる元名門貴族シレジレア家の当主ジレンマ・シレジレア。
男装の麗人として騎士団見習いが通うレガリア学園一の剣の使い手として成績も優秀、眉目秀麗で、誰からも憧れ愛されるはずの人生であるが……彼女
の傍には一人の幼い顔の幼馴染エミールだけ。
兄を失ったジレンマと許嫁を失ったエミール、その二人が踊る舞踏会場で出会ったのは、
兄と許嫁にそっくりの英雄サジタリウスだった――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-10 19:35:10
13580文字
会話率:31%
悪役令嬢ローズマリー・オルガノンはバナナの皮が原因でその命を落とす。
乙女ゲーム『チャンバラプリンセス』は剣の腕があらゆるヒエラルキーの尺度となる世界。ローズマリー・オルガノンはゲームの世界でも屈指の剣の使い手だった。悪役令嬢に転生し
た女子高生はフェンシングの天才、その経験が悪役令嬢の元来の才能に加わってローズマリーは剣の才能を更に伸ばしてしまう。
誰にも手が付けられなくなった剣の天才は前世でプレイヤーだった時分、ヒロインよりも寧ろ悪役令嬢に憧れていた。バリバリの体育会系少女は常に自分の力で道を切り開く悪役令嬢の方が好みだったのだ
悪役令嬢の私はヒロインにとってただの踏み台。
そう心の中では理解しつつも、やはり好きだったキャラがバナナの皮なんかで死んで欲しくない。そう考えた彼女はヒロインを幼少時からスパルタ教育で自分に待ち構える最後に見合う相手へと成長させる事を決意する。
ローズマリーは自力でゲームのストーリーを捻じ曲げようと心に決めた。
その決意からヒロインをラスボス化させるため、偶然出会った人々を巻き込んであれやこれやと裏で策を巡らせていくローズマリー。
それが結果的に彼女が巻き込んでいった人々から尊敬と畏怖の念を集める事となる。しかしそれは同時に不幸の序章だったのだ。ローズマリーが張り巡らせた策はヒロインを予想以上に追い詰める事となり、その成長を暴走させてゲームではあり得なかった結果を生んでしまう。
『アンタは私の全てを奪っていく、……私はアンタの存在そのものを認めない!』
そう狂気を含んだ叫びをローズマリーに叩きつけるヒロインの未来は誰もが予想だに出来なかったものへと変貌を遂げてしまう事になる。
乙女ゲームの悪役令嬢とヒロインが切り結ぶ金属音の先に待ち受ける未来とは?
悪役令嬢ローズマリー・オルガノンは自分の力で運命に打ち勝つことが出来るのか?
*初日は10話分を一気に投稿します。
1話 :プロローグ
2〜11話:回想編
20話未満で完結する予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-16 19:16:08
57290文字
会話率:37%