「おい! 妖刀で料理すんなって言ってんだろクソババア!」
「うっさいわね! 文句言うと叩っ切るわよクソガキ!」
北海道函館市 五稜郭
そこは数多の魑魅魍魎が跋扈する令和の大霊地。
暴れまわる邪霊たちを退治すべく、エクソシストたちは戦いを
繰り広げていた。
そんなエクソシストの一人、八雲討子は女子高校生という身でありながら学費を稼ぐため、
その力を振るっていたが一瞬の油断によって彼女は絶体絶命の危機に瀕してしまう。
もうダメかと思ったその時、彼女を救ったのは鋭く煌めく刀を持ったエプロン姿で白髪交じりの「侍ババア」と呼ばれる初老の女性だった。
過去に縛られた侍ババアと未来を明日を夢見る道産子ギャルの奇妙な友情の物語が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 23:51:59
30146文字
会話率:63%
道南・函館市。三月某日。
無事高校卒業の日を迎えた巴は一心にある場所目掛けて駆けていた。
それは、大三坂の途中にある英国喫茶。
長年の想い人である店主・誠志郎に会う為に。
出迎えてくれた彼に巴は明るく告げる「約束通り、結婚して下さい!」と。
折に触れて求婚し続けても、丁寧にかわし続ける誠志郎。
彼にはとある大きな秘密があり、忘れ物を取りに戻ったある夜に巴はそれを知ってしまう……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-26 19:00:00
119940文字
会話率:17%
道南・函館市のある場所に、その硝子工房はあった。
好きなことに熱中すると生活がおろそかになる職人のセイと、助手である仮面の青年ヨル。そして喋る看板猫のつつじ。
穏やかに時間の過ぎゆく工房で、二人と一匹は楽しく、どこか不思議な日々を過ごしてい
た。
この優しい日々が何時までも続いていくのだと思っていたある日、ヨルがセイに願う。
――自分の為に『星』を作って欲しいと。
セイは戸惑い、見え隠れする『何か』を感じながらもヨルの為に作り上げようとする。
いつか辿り着く場所への、導きの星を――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-01 19:34:58
103486文字
会話率:16%
北海道函館市に住む主人公赤松碧波と黒木白翔は近所に住んでいた。だが親の転勤で旭川や釧路に行き、中々会えない時期がある。
ある日、白翔は連載している雑誌に従姉妹恋愛物語を見て自分たちのことを描いているなと感じる。 高校生時代には白翔
の住む函館に碧波が居候して本格的にマンガ家を目指すものの途中で休載を挟みつつも人気マンガ家に登りつめていく。
掲載作品は従姉妹恋愛物語、石岡杏子と子グマのリナちゃん物語、新従姉妹恋愛物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-17 20:28:01
103566文字
会話率:6%
北海道道南地方に転勤した僕は、かつて住んでいた函館市へと車を走らせながら、明治維新からの歴史に想いを馳せた。
その中、かつて函館で出会った人のことを思い返す。
個人サイト「文芸船」との二重投稿。
最終更新:2016-08-14 21:40:52
4559文字
会話率:0%
函館市、西部地区のとある町。
格安おんぼろアパートの解体により行き場を失った男女三名は、町内会館を間借りして共同生活することになるが……?
不安がある。
守りたいものがある。
余裕なんかない。
眠れぬ夜を眠らず過ごし、つかず離れずの距離を
温める。
次に羽ばたく力を蓄えるための時間を、どうか。
夜が明け、朝日に向かって歩けるようになるまで、この町で。この場所で。
2014年.第54回函館市民文芸賞(入選)
ホームページ:函館市中央図書館 市民文芸・掲載(選評もそちら)
http://www.lib-hkd.jp/jigyou/shiminbungei.html折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-21 21:00:00
11272文字
会話率:42%
六年前。当時中学生だった私が、立待岬で出会った女性『岬さん』。
個人塾を開く叔父が結婚を決め、彼女と再会し、そうして私の短い夏は色を帯びていく――。
初夏から秋へ、目まぐるしく季節が移ろう函館の街で。
2013年.函館市民文芸賞(佳作)
ホームページ:函館市中央図書館 市民文芸・掲載(選評もそちら)
http://www.lib-hkd.jp/jigyou/shiminbungei.html折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-24 03:34:10
13243文字
会話率:31%
夏の始まり。
続けていた部活動を辞めることにした少女は、思いがけない形で幼馴染の青年と再会する。
製菓職人を諦めたという青年は「趣味」の範囲でお菓子を作り、カフェで働く友人と珈琲を飲んでいる。
「振り返って、きっと気づくよ。けど、それはきっ
と手遅れじゃない。気付いたときに、また手を伸ばせばいい。現実ってのはそんなんだ」
目標、夢、好きな事、仕事にすること……、壁にぶつかりながらも伸びゆく心の過渡期。
2010年.函館市民文芸賞(佳作)に加筆修正
個人サイト:S_Spiral掲載 http://sspiral.fool.jp/s/ 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-11-23 22:17:12
14145文字
会話率:36%
1954年9月26日 北海道函館市。
この地に普段北海道には殆ど上陸しない台風が勢力を保ったまま上陸し、北海道に多大な被害をもたらした。
当時は現在ほど天気予報の体制が発達しておらず、予測見込み違いによって青函連絡船5隻が転覆・沈没し、
全船合わせて1430名が亡くなる大事故が発生してしまった。
その中で最も被害が大きかったのは、貨物鉄道だけではなく旅客輸送も行う「洞爺丸」で1155名もの乗員乗客が七重浜の大波に消えた。
その物語である。
※ このお話は、1990年に実際に遭難し生存された方から託された手記を元に描いております。
1991年函館市社会学自由研究コンクール銀賞作品リメイク
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-01 23:49:09
57700文字
会話率:15%
北海道函館市青少年芸術奨励事業の文学部門に投稿させていただいたものを少々改変したものです。
夏の夜にありがちな鬱っぽい話です。
キーワード:
最終更新:2013-06-13 23:00:53
7966文字
会話率:9%