『桜心中』(さくらしんじゅう)は、大正四(1915)年作の短編。
「私は、影です、幻なのです」
満開の桜の兼六園を舞台に、のんびりと語られる春うららかな小喜劇……かと思いきや、なかばから一変。浮世離れした絢爛たる美の世界が桜とともに乱舞
する。虚実二転三転する不思議な心中(?)物語は、やがて不条理きわまりない結末へと……。
七章までは長いプロローグになっています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-27 02:25:27
34648文字
会話率:49%
金沢・ひがし茶屋街。兼六園・近江町市場と並び、金沢を代表する観光地の一つだ。
大学合格を機に金沢で一人暮らしを始める事になった新田晴継は、春休みに新生活の下見も兼ねて観光で訪れていた。
歴史ある街並みをスマホで撮影していると、晴継の前
にオッドアイの白い三毛猫が現れた。珍しい猫を撮影しようとポケットからスマホを出した拍子に自宅のカギが落ちてしまい、白猫はカギを銜えて逃げ出してしまった。慌てて追いかけていくが、白猫は一軒の家の前で止まったかと思うと銜えていたカギを建物の中に放り投げてしまった!
入口には“Trattoria・Gatto・Bianca”と記されている看板が掛けられており、どうやら飲食店らしい。でも、見た感じ高級感溢れる内装で、敷居が高そう……。
晴継はカギを返してもらうべく、お店の中に足を踏み入れた――!!
※『料理研究家リュウジ×角川食堂×カクヨム グルメ小説コンテスト』エントリー作品
◇この作品は『カクヨム(https://kakuyomu.jp/works/16816927860798331832)』『アルファポリス』でも投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-27 19:41:34
12586文字
会話率:28%
*高齢で昔の恋人に再会、「再び恋心が再燃」そして、2人で残りの人生を楽しめ!!
主人公の清水薫は、北関東から両親と横浜へ、5歳の頃、ジフテリアで、約1年の闘病。退院後も不自由な生活を強いられた。中学に入ると中本薫子と親しくなり勉強し高専に合
格し卒業すると、中本は、地元の銀行に勤めた。中本は、結婚し北陸へ引っ越し。清水、50歳、体を壊し退職。気分転換に北陸へ。ふと中本さんの事を思い出し探し、再会。そこ時、心の中の残り火についた。この作品は、アルファポリス、noveldaysにも重複投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-31 05:00:00
77115文字
会話率:20%