先代国王により平民でありながら聖女として王太子の婚約者となったシャルロット。
奇跡の力を何も持たない彼女は────── 十年後、偽聖女と呼ばれ、長年国に尽くしてきた父親と共に国を出る決意をした。
最後の挨拶がしたいと、王太子に会う為、城
を訪れる。
シャルロットが国を離れるその日。
彼女はある別れの言葉を残す。賢王と医療の母、二人の偉人を生んだ、奇跡を持たない聖女シャルロットをめぐるお話。
本編が4p、他視点1p、主人公外後日談4pの予定です。
読者様へ
中世っぽい世界の婚約解消物ではありますが、ザまぁ要素は薄いです。モブ以外に悪いヤツは出て来ません。そしてそのモブも雑魚です。そのぶん、お話が穏やか仕様になっておりますのでご了承ください。
※流血や残虐シーンもないので安心してお読みいただけます。
※タイトルがいまいちしっくりこないので、思いついたらサクッと変更すると思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-22 00:00:00
19646文字
会話率:49%