リリー・ララス男爵令嬢は、婚約者である子爵子息・トマス・パテルスに婚約破棄を宣言される。
政略的な思惑は無く、リリーはトマスを好きでも無いので、了承して父を通して正式に婚約を破棄ではなく、解消をした。その事に安堵した後、ちょっとした不注意で
高熱を出してしまい。14歳の身で呆気なく病死してしまった。
……と思ったら、10歳の少女に生まれ変わっていた。
どうやらリリーが死んで直ぐに生まれ変わったらしい。あらまぁ。
なので、前世の両親・ララス男爵夫妻や、弟に、元婚約者のトマス・パテルス子爵子息も生きている。それもどうやら、トマス子息(25歳)は、病死した婚約者を一途に思い続けて後悔している、らしい。
えっ。もしかしてその婚約者ってリリー……つまりわたくしですかね?
ゆるふわ設定のご都合主義。
4月10日より1日おきに12時更新。
1話辺り5000文字前後の長め。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-13 06:00:00
89305文字
会話率:38%
『あおどりな恋』……それは『ダメ』で『ろくでもなく』て『どーしようもない』恋のお話を、淑女らしく言い換えた言葉である。
その国最高峰の三人の淑女は、今宵もひとりの令嬢の寝室に集まり、日頃の鬱憤を晴らすがごとく酒を飲み交わす。そんな酒の肴に
なる今日の『あおどり』な話は――悪役令嬢アルディラの元婚約者に対するざまぁな物語だ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-30 21:02:31
11812文字
会話率:43%