僕の通う学校で 小説家になろう　作者検索

指切り睡魔。 僕の通う学校で、急に変な噂話が広がったんだ。 それがね？ 【指切り睡魔】という通り魔に会うと、、、？

　学校生活にも慣れてきた十二月のある日、繁華街の一角で智美を見かけた。本当に偶然だったんだ。智美は黒い背広を着た男と手をつないで歩いていた。この日は風邪で学校を休んでいたはずなのに。僕はすぐにそれを理解した。当時、僕の通う学校でも援助交際は話題になっていたから。『人魚』とかいう派手なホテルに智美と男が一緒に入るところを見た瞬間、僕の初恋は終わった。文字通り、なにもかも終わってしまったのだ。折りたたむ>>続きをよむ

最近、この街では殺人事件が起こっている。残虐非道な犯人によって死体は破壊され、不穏な空気に包まれている。僕の通う学校でも部活停止の措置がとられ、生徒は早く帰宅するようにとのお達しがあった。さて、大多数の生徒はそれに従って足早に帰っていくわけだが、僕はそれに対してちょっとした反抗をしよう。薄暗い路地。人通りが少ないどころかほとんどない。そこに佇むのは一人の美少女。肩にかからない程度の短い茶髪。ピアス。そして煙草。街では有名な不良少女だ。こちらを睨んでくる彼女に、僕は言った。「君は人を殺したね？」折りたたむ>>続きをよむ