戸倉夕介は五歳の息子、陽太と二人暮らし。ある晴れた休日、桜の舞い散る公園で自転車の練習中、接触事故を起こしてしまう。相手は運悪く石段を転げ落ちて気を失い、目覚めたときには記憶を失っていた。とっさについた嘘のせいで、夕介は彼女を妻として引き取
り、偽りの家族生活をはじめることになる。
*この物語はフィクションです。実在する名前、場所、企業、事件、宗教等とは一切関係ありません。
*不定期更新で遅めになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-25 20:00:00
53626文字
会話率:37%