テイラー侯爵家には美しい2人の娘がいる。一人は癇癪持ちの姉レティーナ、もう一人は綿あめ頭の妹ミシュベル。レティーナが癇癪を起すのには理由があった。姉妹なのに母親は妹を溺愛し姉を憎んでいた。
婚約者の第二王子殿下ラミネルもレティーナよりも妹ミ
シュベルを可愛がってばかりだ。
性格が歪んでいくレティーナの元に手紙が届けられる。それは銀色に月が輝く祝祭日(シルバームーン)に神殿が配布している便せんに書かれたものだった。この日はもう会えない人に手紙を書いて、木をくり抜いた舟形に乗せて川に流せば月神様が手紙を届けてくれると言い伝えられている。
そんな手紙が自分に届くはずがない、これは母による嫌がらせだと思い悲しみを深めるレティーナ。
<傲慢な心、嫉妬心は捨てなさい。癇癪もいけません。貴方の味方はどこにもいない>
手紙に書かれた文章には傷ついたがレティーナはこの忠告を心に留めることにした。それによってレティーナの人生は変化していくのだった。
アルファポリス様に投稿済み。
35話で完結です。サクサク進めます。宜しくお願い致します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-10 15:32:28
64690文字
会話率:51%
マギーは、カンティフラス王国の筆耕官。
王宮に勤め、さまざまな文章を手書きするのが仕事だ。
あらゆる国や時代の文字、書体を知るのが大好きな彼女は、
自分の仕事がまさに天職。毎日が楽しくて仕方ない。
そんな彼女はある日、学生時代の先輩から
、
ラブレターの返事の代筆を頼まれる。
先輩がもらったラブレターの便せんの飾りには、一般には知られていない魔術文字が使われていた。
不審に思ったマギーは、その謎を知りたいと思った矢先、
ひとりの魔術師と出会う。
フィリアス・テナント第2魔術師団長。
彼は国で5人しかいない特級魔術師で、
そして、魔術にしか興味のない、コミュニケーション不全の変わり者だった。
趣味が高じて、魔法陣まで筆写できるマギーは、
すっかり、フィリアスに気に入られ、
言葉の足りない彼に、振り回される日々が始まる。
そのマギーの飛び抜けた魔法陣の才能が、
やがて大きな事件につながっていき——
「俺には、君の言うことが、生きている実感というのが、よくわからない。
だが、君の描く魔法陣は、とても美しいと思う」
孤独を生きる魔術師と、
文字を愛する女の子が、
出会って、世界が変わっていく。
++++++++++++
初投稿となります。どうぞよろしくお願いいたします!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-31 05:00:00
265887文字
会話率:42%
たくさんの夢を持ち、憧れの東京へ出てきた”僕”。夢のひとつであるミュージシャンを目指していたが叶えられなかった。
失意を抱え、実家へ戻るための荷造りをしていると、一通のエアメールを見つける。長いこと机の奥へしまい込んであった便せんには、手紙
と写真が収められている。
送り主を思い浮かべながら脳裏に流れるメロディ。在りし日の歌声と幻影を胸に、僕は田舎町へ帰る。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-10 09:15:21
1833文字
会話率:8%
「残念だが彼とは婚約解消してほしい。娘が彼と結婚したいらしいんだ。」
ルナ・グリーンが幼い頃から婚約していた名門モーガン家のチェスターには、従姉のイブリンが嫁ぐこととなった。ルナは海難事故で両親を失ってからというもの、親戚のグリフィス家
で引き取られて冷遇され、働きながら居候していた。
「もうチェスター様とは金輪際お話ししないでくださる?」
グリフィス家の令嬢イブリンから突然そう告げられると、婚約は即日解消となった。
その日ルナ宛に、とても丁寧に封蝋がされていた便せんが屋敷に届いた。そこには、不思議なことにこう書かれていた。
「助けて!今、川で溺れています!」
ルナは急いで川へと向かうと、手紙の通りに瀕死のイケメン(オリヴァー)を発見し、何とか命を救うことができた。100年前からやってきた公爵オリヴァー・モーガンはルナを溺愛するようになったが、幸せな3日間が経った時に、過去から現在に来た目的を思い出し…。
※ハッピーエンドのラブストーリーです
※タイトルは今後変更するかもしれません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-10 07:15:09
46186文字
会話率:51%
っっっっっっっっっっっっっっっっっっっ
瓶に詰められた便せんには
誰か この島から娘を
と書かれていた
しかしどこから流れ着いたのか誰にも
つううううううううううううううう
最終更新:2022-03-16 06:40:04
1268文字
会話率:0%
その風船屋さんは格安で風船を売っていた。
けれども、とある条件をのめばタダで風船をくれたという。
それは家族にあてた便せんを、その場で書くこと。
最終更新:2021-11-25 23:14:04
3002文字
会話率:2%
平凡な人生を送ってきた男、卯月里皐月。 ある日ポストに「あなたの命、いただきます」と書かれた便せんが。 現れたメイドさんは皐月の命を狙っているようで・・・。 いや命もだけど、貞操も危機だったり…?
最終更新:2019-12-08 14:36:05
9817文字
会話率:42%
僕は思うところがあって、便せんを手に取って書き始めた。
「16歳の僕へ......」
最終更新:2015-12-03 00:11:05
309文字
会話率:0%
『うちの冷蔵庫は、何かおかしい……』
リサイクルショップで買った冷蔵庫。
一見何の変哲もないそれの中に、ある日、入れてもいない便せんが入っていて……。
(重複投稿 『てのひら怪談』)
グロテスクな描写注意です!
アルファポリスにも投稿
しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-20 19:52:28
771文字
会話率:0%
音無響助はいつもと変わらぬ生活を送るはずだった。
しかし、そんな彼の日常を変える小さなピンクの便せんが届く。
それはこれから始まる地球の危機の序曲にすぎなかった。
何も知らなかった少年、少女達。
そんな彼らが地球のために、悪と戦う王道
ロボット学園SFストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-07-22 14:33:01
30254文字
会話率:53%
~ストーリー~
主人公・神崎匠(かんざきたくみ)は有名私立中学に通う少年。二年連続生徒会長を務め、成績優秀スポーツ万能な匠は生まれつき不思議な力を持っていた。
そんな彼が15歳の誕生日に目を覚ますと…世界は魔法の力がはびこる魔法界へと変貌し
ていた。
戸惑う匠のそばには一通の手紙。便せんには丸い文字で
「パラレルワールドへようこそ」
と記されていた…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-03-13 04:40:16
3529文字
会話率:52%