「二年前――ほんとうに姉さんが、東のヴァロア村の村人を皆殺しにしたのですか?」
私――ノエル・ハーパーの姉であるアリシアは、三年前に聖女として王国に召し出された。そして約二年前、聖女となったアリシアが赴任していた村が一夜にして壊滅し、村人
が全員死亡するという凄惨な事件が起こった。村の唯一の生き残りだった聖女アリシアは、急を聞きつけて駆けつけた王都の兵士たちに思いがけないことを言った。「この村人たちは私が殺したのだ」と――。
その後、厳重な監獄に繋がれることとなった聖女アリシアに、妹である私は面会する。あの時起こったことの真実を聞くために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-24 12:00:00
10365文字
会話率:19%
僕は、何で生きているのだろう。
ヤンキーをやっていた少年が通り魔に殺害され、絶望し、狂気に堕ち、やがて正気を取り戻すまでの話。
カクヨムと小説家になろうで好評連載中の“チートレス転生者の冒険記”の外伝です。
本編はこちらです。h
ttps://ncode.syosetu.com/n8955eq/
カクヨムのほうでも掲載しております。https://kakuyomu.jp/works/1177354054885568510
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-31 02:00:00
15648文字
会話率:59%
絶対的に足りないものが一つありました。
キーワード:
最終更新:2018-02-02 20:23:04
952文字
会話率:54%
男性の死体、裸の女。ビデオカメラ。何故殺したのか、何故撮影していたのか。何が幸せなのか?
最終更新:2017-02-25 22:23:20
1005文字
会話率:10%
重複投稿。
私は情事の後、でこぼことした坂道を歩いていた。脚を引きずるようにして坂を上っていた。その坂がどこからどこへ続いているのか、不意に判らなくなるような気がしたが、私が何とかして家へ帰ろうとしているのだけは確かだった。
坂の上には森
があった。深い森であった。辺りは日がまだあるのか、暮れているのか西の山の方がぼんやりとした雲に覆われているので、よく判らない。自動車というものがまだ地方にはほとんど走っていない時代であった。私は結城紬の着物を着ていた。坂の方から見るとその森は、毛むくじゃらの怪物がうずくまっているようにも見えた。森の中へ這入ってしばらくすると、ごおお、ごおおと何かが吠えるような音がした。耳を澄ましてよく聞いてみたが、山鳴りなのか、獣の吠え声なのか判別が出来なかった。
この坂道を上っている内に、ここへ来る前のことを考えた。私は長く付き合っていた女を、情事の後で殺してきたのだった。いい女だった。日本髪の美しい、眼鼻立ちのくっきりとした女だった。何故殺したか、今になって考えてみたが、その理由が思い出せない。首を締めて殺す時、目をきっと剝いた女のその顔が猫に似ていてかわいいと思った。けれどもどうしても殺さねばならなかったのだった。女は男性との性の経験がないと言っていたし、前に付き合っていた男とは、完全に絶縁している。他人との付き合いのあまりない女だったから、なきがらが発見されるまでには、かなり時間的猶予があるだろうと思った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-09 03:45:31
2755文字
会話率:10%
サスペンスに限りなく近いヤンデレ友情物語。
キマシではありません。
キーワード:
最終更新:2013-02-25 13:38:05
1984文字
会話率:99%