【新作大公開ッ! 約2日に1回更新ッ!】
私、リリアーナ・プラチナブロンドは新米聖女ですの。
女神様の加護を授かる修道女として、今日も健気に世のため人のために汗水を垂らして献身させていただいているのでございます。
ふぅむ?
お一つ質問をよろしいか、ですって?
私の主なお仕事内容が知りたい、と?
こっほん。それはもちろん、物陰に隠れて社会奉仕(意味深)に励んでみたり、他にも桃色の背表紙本から数多の知識を得てみたり、更にはアレやらコレやら何とやら……うふふふふ。
おっと。あくまで息抜きの範疇ですからね?
教えに叛くつもりはありませんので悪しからず。
何より私はセイショクシャなのですから。
人より少しばかり好奇心が旺盛で、茶目っ気に溢れ過ぎているだけで……基本は大真面目なのでございます。
今だってほら、国王陛下からの勅命に応えようと身を粉にして頑張っているわけなのですしっ。
お友達の女勇者さんと一緒に、遠く離れた魔王城を目指して旅を続けている真っ最中なんですのっ。
……あ、でも。本当の本当にお一つだけ。
この胸に秘めた願いがございます。
長い長い旅路の最中。
運命の殿方にお会いできたらなぁ、なんて。
恋に溺れて、愛に堕ちてしまえたらなぁなんて。
私だって、世に生きる一人の乙女なんですもの。
「はぁぁぁ。どこかに素敵な殿方、転がってはいらっしゃいませんでしょうか。片っ端から拾い集めて差し上げますのに」
「あっはは……ほら、リリアちゃん。おバカなこと言ってないで先に進もうよ。ぼーっと突っ立ってたって何も変わらないよ?」
「ふぅむ? あらあら私としたことが。ついつい独り言をこぼしてしまっておりましたわね」
てへりんっぺろりんっでーすのっ。
気を取り直して旅を続けましょう。
国王陛下の勅命はあくまでソレとして。
まだ見ぬ最愛の人と巡り会うためにっ!
――――――――
こちら、破天荒系お嬢様口調な新米聖女様と
ピュア系むっつりな新米女勇者様の二人による
爽快痛快紀行モノ(になる予定)でございます。
おおよそ二日に一回、新話を公開してまいりますので
どうかご気軽にブクマを挟みながら
のんびりとお楽しみいただけますと幸いです。
(*´v`*)ノシ よろしくですのっ!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 09:00:00
701894文字
会話率:23%
人とアンドロイドが共に暮らすことが当たり前になった時代。
人々は彼らに「感情」を与え、「家族」や「友達」として迎え入れるようになった。
だが、その“心”はあくまで模倣されたもの——そう信じられていた。
春日透、小学六年生。
表面上は何も変
わらない毎日を過ごしていたが、家族の喪失という過去を抱え、誰にも見せない心の奥に、まだ言葉にならない痛みを沈めていた。
そんなある日、透の家に感情支援型アンドロイド「ユイ」が届けられる。
見た目は透と同じ年頃の少女。人間のように喋り、笑い、けれどどこか、人間ではない。
冷たく接しながらも、ユイと暮らす日々の中で、透の中の“なにか”が少しずつ変わりはじめる。
それは、閉ざしていた心が静かにほどけていくような、小さな芽吹き。
ユイには感情がある。だが、「恋」という感情だけは、設計されていない。
彼女が“それ”に気づくまで、まだ長い時間がかかる。
そして、その過程で透もまた、自分自身と向き合うことになる。
これは、少年とアンドロイドのあいだに芽生えた、静かで、純粋で、長い長い旅の記録。
「人の心は、どうしてこんなにも複雑で、あたたかいのだろう」
プログラムでは測れない、心と心の距離を描く青春譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 18:00:00
40765文字
会話率:34%
突如、朝目覚めたら美少女になっていた男子高校生の星宮ひかる。
まともに話せるのは母親くらいというコミュ障な自分にも遂にチャンスが巡ってきた!
これからは人生リセットして美少女として生きる!…が、美少女になろうともコミュ障はコミュ障。そう上
手く行くはずもなく。
結局何も変わらない変えられない。そんな彼女にある日、更なる転機が訪れる。
これは心の中ではお喋りなコミュ障限界オタクが美少女になり、そしてVtuberになって自由に自分を曝け出していく、そんなお話。
特殊タグ等がマシマシなハーメルン版はこちらから
https://syosetu.org/novel/261006/
作中で使われたり使われなかったりする宵あかりのマシュマロ
https://marshmallow-qa.com/akari_yoi?utm_medium=url_text&utm_source=promotion
表紙風イラスト
https://img.syosetu.org/img/user/348587/97078.png折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 20:10:00
549234文字
会話率:44%
現代科学では説明のつかない、物理法則を凌駕した能力を持つ者達。
異能者、と呼ばれる彼彼女らは異能に目覚めてしばらく経つと、とある全寮制の学校から編入の案内が届くという。素直に誘いに乗ったとしても、誘いを蹴って誘拐やら人身売買の果てにたどり着
いたとしても何も変わらない。待ち受けるのは死ぬまでの軟禁と、非合法な人体実験なのだから。
これはそんな、地獄で生きた少年少女達の記録。残り僅かな命を、全力で用いた物語。
作者の気力が保てば後々かすかにBL・GL要素が含まれます。登場した時点でキーワード登録する予定です。固定キーワードの都合上異能バトルを選択していますがバトル要素はほぼ無く、日常描写メインです。
その他登場次第登録登録されるキーワード
TS/欠損/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-05 11:14:25
1903073文字
会話率:63%
冴えない容姿なんて表現は生温いほどの、デブで不細工な私、日聖珠子(ヒジリコトネ)。都内の進学校に通う17歳。
同級生や教師だけでなく、親にまで酷い扱いをされていた。ご飯が貰えるだけ、学校に通えるだけ、生きていられるだけマシと思いながら生きて
いたある日、終礼のチャイムと共に教室に残っていた者全員が光に包まれ異世界へ…。
異世界に来ても何も変わらないと思っていたのに、私が保つ魔力が異常過ぎて〜。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 15:30:00
474638文字
会話率:43%
これは魔法や悪魔が存在する世界の物語。
誰しも心に闇を持っている。そこに悪魔が現れ、あなたを甘い言葉で誘って来たら…
あなたはその誘いに答えますか?
異世界に生きる乙女たちの悶々とした苦悩は、現在を生きる私たちと何も変わらない。
彼女たちが
どういう選択をするのか、見届けましょう。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-06-03 09:29:04
3839文字
会話率:19%
気弱で冷めている故か、学校でも存在が薄く目立たない黒沼乃有真(くろぬまのありま)
密かに憧れを抱いている人はいるも片隅で眺めるだけ、高校生になったものの何も変わらない、変われる訳がない...... 陰鬱とした思いで毎日を過ごしていたそんな
折、ある転機が。
放課後、教室で一人居残りで宿題をしていたのち一段落がついた所で顔を上げると辺りは薄暗くなっていた。さすがに誰もいないか、と薄暗い教室内を見渡せば男子の注目の的、もとい自分の憧れである女子生徒(芽森文音)が居残っていたことに気づく。彼女は気持ち良さそうに寝ているが時間が時間だ、起こした方が良いのかどうか迷うものの......
『――明日の昼休みに理科室にきて――』
主人公にならざる者、黒く滞っていた彼の日常にある変化が訪れゆく。
(雰囲気に重きを置き執筆しています。ラブコメの主人公ではなく、その友人でもなく、クラスで目立たない男の子による恋愛物語です)
#投稿は未定で不定期更新です
PS、ブックマーク(pt評価)して下さった方ありがとうございます。
指摘感想を受けました故、誤解を招かないようタグ内にアンチテーゼと追記。
詳細は活動報告にて記載いたしました。
目を通して頂けますと幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 20:07:36
698553文字
会話率:31%
高校に入学して落ち着き始めたころ、都平阿坂は夕暮れの中庭でひとりの少女と出会う。
古びた石碑の上に腰かけていた彼女は、「クルミ」と名乗った。
阿坂はいつしか、彼女に会うためだけに中庭へ足を運ぶようになる。
弁当を分け合い、取り留めのない話を
して、笑い合う日々。阿坂にとってとても大切な時間であった。
ただ…ぬぐい切れない違和感を抱えて。
季節が変わっても、彼女は何も変わらない。
あの日、確かに存在していたはずの彼女は、いったい誰だったのか。
少年の記憶に、微かに残るひとひらの出会いと別れの物語。
※この物語はフィクションであり、実在の人物・文化・団体とは一切関係ありません。
一部に伝承・風習をモチーフとした要素がありますが、創作としてお楽しみください。
本編はすべて書き終わっていますので随時投稿していきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-28 18:00:00
33174文字
会話率:30%
主人公であるトウジは、何も変わらないいつも通りが続いていく日々に鬱屈し、誰にも自身の胸の内を理解されないことに不満を抱いていた。そんな中、ある日唐突に、世界の全てを見透かしているような謎の男から青いリンゴを渡され、それを口にすることで、特
別な力を得る。ただし、青いリンゴは祝福か呪いか、食べた本人の望みを閉ざすような能力を与える。
トウジは誰かに理解されたいという願いを持ちながら、そのリンゴは劇場型殺人鬼、ジャック・ザ・リッパーの影を与える。その影は他者の恐怖や狂気、怖気を刺激し、理解から最も離れた猟奇として突き放される。
加えて青リンゴを食べた人間は、死亡するor真に自分の欲望と正しく向き合うことによって、アスフォリアの種を結晶として生み出す。
真に己の望みを叶えるため、リンゴを食べたものたちは得た能力を用いて、アスフォリアの種を集めて自身の能力を強化していく。
欲望とは、罪そのもの。これは、誰かと向き合う物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-26 15:04:35
4797文字
会話率:33%
他の世界でも、別の役割を持って、同時に存在している。
皆何気なしに、そうした存在の仕方をしているものだ。
だから気付かなくても良い。きちんと役割は果たしているのだから。
気付かなくても良い現象に、気付いてしまったら、どうするか。
何を主軸にして動くのか。
或いは気付く前と比べて何も変わらないのか。
地球上では日本の小学生、もう一方では見上げても見つからない遥か遠い星で…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-25 22:54:07
1493978文字
会話率:37%
「どうせ、今日も何も変わらない」
煤けた海沿いの街、芦浜市。人間不信の高校生・水瀬澪は、他人の悪意を「黒い靄(もや)」として視認する特殊な感受性に苦しんでいた。偽善と欺瞞に満ちた日常は、彼女の心を徐々に蝕んでいく。
謎めいた転校生・月読静と
の出会い。古書店の老婆が語る、この土地に伝わる「鳴き砂の巫女」の伝説。やがて澪は、自らの内に眠る、世界を揺るがしかねない力の存在に気づき始める。
抑圧された怒り、見せかけの日常への嫌悪、そして捨てきれない繋がりへの渇望。
祭りの夜、偽りの調和が崩壊する時、少女の絶望は業火となって街を包む。
全てが燃え尽きた灰の中から、何が生まれ、何が響くのか。
現代社会の歪みに抗う、孤独な魂の軌跡を描くダークファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-24 22:50:00
14953文字
会話率:34%
いつも通りの朝。
何も変わらない朝に、全てが変わった。
最終更新:2025-05-19 16:04:54
17932文字
会話率:29%
…………何も興味がない。
世の中やれば何でも出来る。
小学生の頃に両親が亡くなり保険金があるので金にも困ってない。
いつからだろう……色が見えなくなっているのは……
全てに興味を失っている中、俺は事故に会った……別に避け
ようと思えば避けれたが、この先生きてても何も変わらないのが見えていたので死ぬには好都合だった。
俺は死んだ。
自分が死ぬのにすら興味がないのか恐怖も何も感じなかった……
……………………………
………………
……
__っ!!
目を覚ました。
いや、この際死んでるのに目を覚ました事や自分の周りが異世界になっているのなんてどうでもいい興味ない!!
美しい……可愛い……
なんだこの感覚は……俺はその日__
____一緒に召喚されていた女性に恋をした。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 03:58:33
67440文字
会話率:46%
14の時、家族は野党に襲われた
生き残ったのは私だけ、その私も親戚筋の孤児院に預けられた
孤児院を経営しているスペンサー公爵家は、成人して孤児院を出て行かなくてはいけなくなった人間を自分の屋敷の使用人として雇ってくれる
春に孤児院を出るこ
とになった私も、そのお屋敷でお世話になることになった
でもスペンサーの家の人は誰もが知っている。私が貴族の娘であったことを
だからみんなが私を親戚として扱おうとするんだ、私はこのまま手に職をつけて自立したいのに
ましてや子供の頃、“永遠”を約束した憧れの人は思い出からはずっと変わっていて、しかも私を露骨に避けてくる
私はなにかした記憶なんてないのに
それでも日々は進む
ある日、屋敷の壺を割ってしまった罰としてダンスホールの掃除をしていた時に全ては動き出した
私はただ、うろ覚えの夢を見続けていられればよかったのに。彼が「一緒に踊ろう」なんて言い出して
私はその手を、とってしまった———
***
※ハッキリと性描写があるわけではないですが、主人公がよく脱がされかかっているのと一回全裸の描写はあるので一応R15をつけてます
**********
一年以上前にカクヨムに上げていたものを手直ししたものになります
あくまでメイン連載である「投獄された冤罪悪役令嬢はストーカー王太子と踊る〜隣国の王太子が変態だなんて聞いてませんわ!〜」https://ncode.syosetu.com/n7482jm/ の原稿が(少なくともこの話の一話が上がってる時には)終わってないのでお茶濁しにあげているものなので、そんなに長くは続きません
元のいじっていないものはカクヨムに上がっていますが、内容は何も変わらないのにそれ以外の全てが悲惨な出来なので許してください折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 17:20:00
141587文字
会話率:40%
時代は2102年の近未来。何時も通りの日常が始まり、いつもの調子で朝のテレビは殺人事件のいきさつを報じている。ついこないだまでは体や心がなれるまで大変だったけど、今ではだいぶ慣れ、日常を過ごしている。周りの人はもっと早くに慣れて有意義に過ご
している人たちがたくさんいる。しかしなぜ、このような世の中になったのだろう。名のある科学者やスーパーコンピューター、研究機関でさえ答えが出せていない。ただ一日の時間が徐々に伸びていき、半年で一時間伸びてしまった。この頃は落ち着いたようでこの状態が常識になっている。それ以外は何も変わらない。それ以外のニュースといえば、芸能人のスキャンダルや政治家の不正、火星探査機が帰ってくる途中で行方不明になったことくらいだ。そんな日々を過ごしていると、また徐々に時間が伸び、世界が混乱を始めた。今度は時間だけではなく、得体のしれない「なにか」がやってきている。ゆっくりと着実に入り込んでくる。「なにか」は一週間後に必ずやってくる。それは何なのか。それまで人間はどう準備しなければならないのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 12:37:41
139272文字
会話率:58%
皇暦2605年9月27日。
無条件降伏を理由に我々の国は赤く染められた。
奴らは騙した。奴らは裏切った。
無条件降伏をしても独立権を担保するという欺瞞に騙され、武装解除した我々は蹂躙された。
あれから半世紀以上。
60年以上に及ぶ血を流
さない国家開放への活動は何の意味もなさなかった。
我々は未だに奴らから独立することが出来ない。
齢92。
もはや手のうちようなし。
何も変わらない日常に生を諦めた私にやり直しの機会が与えられる。
――記憶を引き継いだ俺はやり直す。
次は一体どうするか。
答えは1つ。
2000馬力級18気筒星型エンジンで重戦闘機を作り、海上、経済包囲網を回避し、
100オクタンガソリンを常に入手できる状態とする。
皇暦2600年までにジェットエンジンを実用化させ、
後に超大国となる国の開戦ムードを消沈させ、北進する。
手はずを整え、陸軍の航空技研のエンジニアだった立場から全てをひっくり返す。
もう二度と、国旗は赤く染めさせない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 20:00:00
2630571文字
会話率:14%
田舎の俺しか乗ってない電車
いつも通り仕事終わりの電車で寝ている
何も変わらない日常
いつも通り寝ていると車両販売をする少女が起こしてきて…
最終更新:2025-05-11 11:14:37
3049文字
会話率:98%
物理法則も道徳も崩壊した「狂気の世界」で、下層民のエルは日々の生存に追われている。人々が集団妄想と混沌に身を委ねる社会で、エルは自分でも気づかぬまま、狂気に完全に染まることなく生きている。
ある日、エルは偶然手にした不思議な遺物によって、強
大な権力者の標的となる。逃走と抵抗を強いられる中で、周囲の人々の非論理的な行動や自己破壊的な選択に直面するが、エル自身は「当たり前」と思っている自分の判断基準で行動し続ける。
追われ、傷つき、全てを失いながらも、エルの内側には誰も—本人さえも—気づかない純粋さが息づいている。物語の終わりに、エルは元の生活に戻り、世界は何も変わらない。それでもなお、エルの存在自体が、この狂気の世界において消えることのない「理性の欠片」となっている。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-04-10 18:51:31
17637文字
会話率:42%
本作品はぜひ、夜にご一読いただければ幸いです。その夜は雨であるか、もしくは月がみえるのであれば、なおさら良いかと存じます。
とある少女の苦悩があった。ただピアノの音が好きな少女は、自身の好きな音を奏でたい。しかし、同時に誰かに認めてもら
いたいという欲求もあった。新高校生となり、何も変わらない生活に焦りを抱いた少女は、快活な青年と出会う。悩みを拭いさる、雨の雫のような青春物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-10 06:00:00
11059文字
会話率:29%
卒業式の日、タイムカプセルを埋めて「さよなら」と別れを告げた。
気がつけば大人になっていて、連絡も取らず会えないまま季節が過ぎていく。
「いつか桜の咲く頃に」
あの日交わしたあやふやな約束が、彼女に会える唯一の希望だった。
今年も桜が咲く
季節がやってきた。
いつものように桜の木の下に向かい、いつもと違う別れを告げる。
「もう来ないの?」
帰ろうとした時に聞こえてきた彼女の声。
振り返ると、あの頃と何も変わらない彼女がそこに立っていた。
タイムカプセルに埋められた二通の手紙と真実。
そして、あの日彼女が言った「さよなら」の意味を、私はまだ知らなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-06 13:00:00
3577文字
会話率:23%