未来、人類の殆どは「快楽の匣(はこ)」と呼ばれる仮想現実体験装置に収容され、理想の世界に暮らしていた。
しかしある男が理想の世界に疑問を抱く。
最終更新:2021-08-28 17:15:53
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会話率:0%
「ぼくの足は奪われた」
――事故により歩けなくなった日枝義明は、絶望の淵に沈んでいた。
それを救ってくれたのは、両親が与えてくれた仮想現実体験装置だった。
その空間では感覚のないはずの足がうごき、草を踏む感触すらある。
ふたたび歩けること
に感動した少年は、この世界をどこまでも行こうとする。
たとえすべてが仮想であっても、そこにあるものは本物だ。
これは仮想世界と出会いを通して、日枝義明がまた歩き出す物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-12-29 01:16:10
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会話率:35%
皆さん、突然ですが脱出ゲームというものをご存じでしょうか。
たいていの人はパソコンなんかでやったことがあるのではないでしょうか。
そして、僕もその一人なのです。
そして、これがなんの変哲もない凡人たる僕の最近の日課にもなりつつあります。
学校から帰ってきて、一つ解いてお風呂に入ると、何とも言えない達成感があるのです。
と、まぁいうものの今日はまだお風呂に入れそうもありません。
しかしまぁ、なかなか解けず掲示板で助けを求めるのも楽しいもの――――
『いや、これまじやばいよ! 脱出出来ねぇよーーーーーー!!!!!』
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-06-01 21:29:55
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