疲れた体を引きずって夜会に出れば、婚約者である第一王子から婚約破棄を告げられた。
驚いていれば、どうやらその理由が「能力が低い」せいだという。
そして、次の婚約者はわたしの異母妹であるアマーリエ。彼女の方がわたしよりもすべてにおいて能力が高
いらしい。
もう疲れていたわたしには、この婚約破棄はとても魅力的に見えた。婚約破棄を了承する。
さっさと城を出ていこうと準備しているところに、わたしの補佐をしてくれたリアム様がやってきた。
そして彼は言う。
「クローディア嬢、他に思う相手がいないのなら俺に口説かれてくれ」
◆6話ぐらい(超えるかもしれない)、明日中(12/2)には完結予定です(≧▽≦)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-02 18:00:00
26019文字
会話率:57%