戦争も貧困も消えた世界。だがそこに、自由はなかった。
AI「プロメテウス」によって完全に最適化された社会では、人々は感情すら管理され、笑顔までも義務と化していた。
少年アノンは、孤児としてその世界に生まれた。ある日彼は、戦闘形態を秘めた女性
型オートマトン「レクシィ」と出会い、さらに人でも機械でもない少女「ノア・フィンレイ」と運命を共にすることになる。
合理性と人間性、管理と自由。あらゆる選択が問われる中、彼らは“調整されない未来”を目指して歩き出す――
**『未来の調整者』**は、自由意志と共存、そして“人間であること”の意味を描く、近未来SF群像叙事詩です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-30 11:27:19
89640文字
会話率:14%
時は西暦2230年。
ヒーロー支援機構・ホワイトマインドと、ヴィラン支援機構・ブラックマインドの二つの勢力が国の垣根を問わず争うのが日常となっていた。
ユーラシア大陸北方の大部分に領土を持つエイルル帝国出身の錬金術師・アンジェリカは人造人
間であるヒカル・バンジョーとチーム『ネガ・ライト』を組み、ヴィランとして日夜活動していた。
アンジェリカの目的は『自分が正義と思い込んでいるものを押し付けてくるヒーローどもを叩きのめす』こと。
だがその目的はアンジェリカ本来の人間性とは方向性が真逆であるらしく……?
それでもヒカル・バンジョーはチームを組んで支えてくれるアンジェリカの願いを叶えるために今日も戦うのだ。
この物語は数多のヒーローとヴィランの願いと刃が交錯し、その裏に潜む国家とか暗黒メガコーポとかの陰謀に巻き込まれながら展開する、ヒーローorヴィランアクションストーリーである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-07 20:30:00
75965文字
会話率:50%
西暦2038年、ロボット技術の革新により生み出された初めての『独立思考型ロボット』スタンダロン。
そのスタンダロンが大学から行方不明になり――学生の一人を手にかけていたことが明らかとなる。
調査を進めた結果、『彼』は夜な夜なシスターであるミ
ズキに懺悔を言っていたことが明らかとなる。
その懺悔は――『人間とロボット、どちらが正しい生き方をしているのでしょうか?』
それを聞いた博士はスタンダロンに修正プログラムを施そうとしたが、それは敵わず逝去する。
スタンダロンは何故そのようなことを考えたのか?
ロボットに心を持たせることは、間違いだったのか?
人間性とは何か? 命とは何か? 人間とは何か――を問いかけるSFが今ここに。
※まとめて読みたい方はサイト(http://brain-tv.jp/standalone/tate/)でも読めます。
※カクヨムでも連載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-30 23:51:14
17218文字
会話率:56%