とある国の深い森の中。そこには呪いの人形屋敷が存在する―――――。
球体関節人形をこよなく愛するレイモンド侯爵家の長男フレデリックは、伯爵の位でありながら宮殿での職務を放棄し、自分探しの旅と称してまで家出をし幻の人形を探し求めていた。
つい
に有力な情報を手に入れた伯爵は、【マナ】と呼ばれる一人の人形師の元を訪ねる。
屋敷へ着くなり門を潜れば、そこには呪いの人形屋敷と噂のその場所が広がっていて?
中を覗いてみれば、噂とは全く違う場所だった――――――――!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-04 14:08:35
47092文字
会話率:50%
幼き日に貴族という華やかな身分を捨て人形師となったクリストファーは、ある日の公演で一人の女性と出会う。
セリーヌと名乗った花屋の彼女は人形師の人となり、そして彼の操る人形に魅せられた一ファンだった。青年はその真っ直ぐな純粋さと彼女の優しさに
並ならぬ感情を抱く。幼き日に会ったことがある、と告白する彼女。しかし人形師は覚えていない。セリーヌに対し知らぬ間に恋愛感情を抱いていた青年は彼女に告白することに。相思相愛だった二人はやがて付き合うこととなった。幸せな日々を当たり前のように過ごす二人。しかし小さな幸せは、そう長くは続かなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-07-23 18:39:07
143093文字
会話率:29%