侯爵令嬢のレジーナは、6歳の時に行われる「守護降ろしの儀」で具現化させた守護精がトカゲとわかると、侯爵家の体裁を保ちたい家族によって領地の屋敷に幽閉されてしまった。
一般庶民ならともかく、伝統あるゼーレンベルク侯爵家にそんな不気味でちっぽ
けな守護精などあってはならない。
以来、彼女は与えられた部屋と鉄格子の窓から見える景色だけが世界の全てだった。
ある日その鉄格子が外れそうなことに気づいた彼女は、未来のない部屋から脱出することを決意する。
しかし世間を知らず、学もない彼女は脱走できても、生き抜く術などなかった。
最初の街すら入れずに途方に暮れる彼女を助けたのは、一人旅をする美青年、ルト。
幻獣クラスのドラゴンを守護精に持つ彼は、無垢で無知なレジーナからすれば知的で優しく、すぐに憧れの対象となった。
男装する彼女は彼の小間使いにしてもらうと旅を共にし、鉄格子から見えた空は無限に広がっていることを知る。
希望に満ちた冒険、美しい世界、醜い現実、命の危機。
彼と過ごした時間はほんの僅かだというのに、彼女に次々と訪れる出来事。
目も開かぬひな鳥だった彼女は、やがて木を知り、森を知る。
ルトとの出会いをきっかけに、成長を始めたのは知識だけではなかった。
自分は何者になりたいのか。
胸を焦がす想いの正体はなんなのか。
子どもと大人の表情の間で揺れる彼女に、やがてルトも心を動かされる。
見た目も心も幼いレジーナと、そんな彼女とほとんど歳の変わらない知性と自信に溢れるルトの、恋と成長の物語。
※こちらの物語はエブリスタにて既に完結・公開されている作品です。
※誤字脱字の訂正をすることがありますが、内容に変更がない場合の報告はしません。
※誤字報告歓迎(ありがとうございます)。ご指摘の通りの場合、そのまま適用させていただきます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-09 12:00:00
118072文字
会話率:45%
たまには一緒に飯でもどうだ、と警察勤めの友人から連絡が入った。忙しい中スケジュールに折り合いをつけて出かけてみたが、久しぶりに会う友人の表情はいま一つ優れない。
やがて彼は今担当している事件について語り始める。現行犯で逮捕されたという殺人犯
の供述には、どこか奇妙な点があった……。
ノベルアップとの重複投稿になります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-24 22:16:04
5390文字
会話率:0%
感情の気迫な主人公『僕』は人の表情や言動を模写し完璧に近づけた僕の片割れを作った。
そんな主人公は突如としてトラックに引き逃げられ死んでしまう。
これは、そんな彼が作る人間を知るための物語である。
最終更新:2020-06-09 19:17:35
2157文字
会話率:36%
『自分』はものが見える。
自分は何でも観察するのが好きだ。特に人が好き。
自分が見ているものは、どれも魅力的で、時に儚くて、そして面白い。
存在していることは変わらないのに、毎日がすべて違う。
あの雲も、頬に触れる風も、鳥の鳴き声も
、あの人の表情も……。
だけど、日常なんだよな。不思議だなぁ。
そんな『自分』の、ある日のお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-04 17:02:37
1033文字
会話率:13%
この後はどうなっていくのか 想像してみていただけるように書けたらと思います
文体が上手くできているのか いないのか
もう少し書いてから投稿したほうが良いのかもしれませんが
ご勘弁を
あとがきみたいだな・・
最終更新:2018-07-30 04:49:33
240文字
会話率:100%
31人の女子高生が交差する。
いつまでも、何度でも、際限なく。切り取られた日々は、瞬間は、ひたすらに重ねられる。
加筆され、修正され、果てしなく複製されながら、増殖する物語。
オムニバスを積み上げることで隙間を埋め続ける実験群像小説「あお
いはる。」
コミックマーケット87で発売された未完の初版「あおいはる~冬のレクイエム~」の完売につき、加筆修正版の完成を目指していく過程を綴ります。
出席番号2番、「綾瀬みう」を取り巻く30人の表情が揺れる冬の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-30 21:08:38
18403文字
会話率:50%
小説関連をこっちに移そうと思ったので自分のYahooブログの小説を引っ張って来ました。
海に佇む龍と愛織、2人の表情には笑顔がなかった。愛織の妹の香織が亡くなったからだ。香織に恋していた龍、龍に恋していた愛織の2人がつくるショートストーリ
ー折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2012-11-13 08:19:51
2251文字
会話率:48%