私は今、王宮の庭園で一人、お茶を頂いている。
婚約者であるイアン・ギルティル第二王子殿下とお茶会をする予定となっているのだが……。
「また、いらっしゃらないのですね……」
毎回すっぽかされて、一人でお茶を飲んでから
帰るのが当たり前の状態になっていた。
第二王子と婚約してからの3年間、相手にされない婚約者として、すっかり周知されていた。
イアン殿下は、武芸に秀でており、頭脳明晰で、魔法技術も高い。そのうえ、眉目秀麗ときたもんだ。
方や私はというと、なんの取り柄もない貧乏伯爵家の娘。
こんな婚約、誰も納得しないでしょうね……。
そんな事を考えながら歩いていたら、目の前に大きな柱がある事に気付いた時には、思い切り顔面からぶつかり、私はそのまま気絶し……
意識を取り戻した私に、白衣をきた年配の外国人男性が話しかけてくる。
「ああ、気付かれましたか? ファクソン伯爵令嬢」
ファクソン伯爵令嬢?
誰?
私は日本人よね?
「あ、死んだんだった」
前世で事故で死んだ記憶が、この頭の痛みと共に思い出すだなんて……。
これが所謂、転生ってやつなのね。
ならば、もう振り向いてもくれない人なんていらない。
私は第2の人生を謳歌するわ!
そう決めた途端、今まで無視していた婚約者がいろいろと近づいてくるのは何故!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-19 20:30:00
91262文字
会話率:28%
伯爵令嬢のローズは、20歳で死を迎えると、いつも16歳に戻ってしまう。
それも、聖女が現れたあの日に。
わけのわからないループに、なかば諦めかけていたのだが……。
最終更新:2022-05-20 00:58:44
4986文字
会話率:28%
私の名前は葵。
見た目は天使、それ以外は最低最悪な悪女と呼ばれる 宮之城(みやのじょう) 由利亜(ゆりあ)、あだ名でユリの親友である。
ユリは、逆ハーレムを作ったり、イジメをしていたけど、私は止めることもなく、普通の日常を過ごしていた。
し
かし、ある日突然、清純派美少女が転校してからイジメはなくなり、逆ハーレムは崩壊し、ユリは孤立することとなった。
リハビリ用に書いたものです。
1時間クオリティで書いた物なので、ちょっとした暇潰しにでも読んでください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-06-21 00:00:00
3968文字
会話率:27%