軽口ばかりの金髪と、静かなまなざしの青年。
正義でも悪でもなく、“手の届くところから”を信条に動く中立組織《ルクシオン》。
街の裏側で、今日も彼らは火種を踏み潰す。
軽口に隠した信頼、甘さの裏に潜む痛み。
正反対のようで、どこか似た傷を抱え
る二人は、互いを“ダーリン”“ハニー”と呼び合いながら、ただ静かに、着実に前へ進んでいく。
救えないものは多い。けれど、それでも構わない。
救える範囲で救っていく――その覚悟が、彼らを動かしている。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 08:23:49
10894文字
会話率:36%
「ダーリン、今日も俺たちで救ってやろうぜ。世界の隅っこをな。」
「……言ってて恥ずかしくならないのか、それ。」
中立組織《ルクシオン》でコンビを組む、飄々とした色男と無口な剣士。
“ダーリン”と“ハニー”──それは恋人の呼ぶ甘い響きじゃ
ない。
ただ、信頼と主導権のスイッチだ。
ネオンが嘘を照らし、暴力が正義を飲み込む大都市・煌都で、
救えるのは、この手の届く範囲だけ。
それでも──手を伸ばす奴がいなきゃ、きっと何も変わらない。
※これはBLではありません
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-07 20:55:48
6213文字
会話率:30%
煌都――巨大都市の華やかな表と、深く腐った裏。
中立組織ルクシオンはその隙間で表に出ない揉め事、消せない火種、誰も手を出せない“不始末”を、金と信念で処理するプロたちだ。
依頼に応じて暗躍する、
飄々としたルカと、静かに剣を振るう青年・ナ
オの二人組。
彼らはダーリン/ハニーの一言で、主導権が入れ替わるバディ。
これは、“怪物”たちが理想と現実の間でもがく物語。
救えなくても、守れるものがある。
たとえそれが、この手の届く範囲だけでも――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-07 10:33:27
6656文字
会話率:31%
人と亜人が互いを差別し、争う世界。
突然、争いを止めるための中立組織にスカウトされた人間嫌いの亜人の青年アオト。
それから2年経ち、平和な国の平和な島に派遣され小さな村を護ること半年。
アオトは人間の少女ノエルと出会う。
自分
の事を差別しない少女に、今まで抱いたことの無い感情を抱くアオト。
村を護る憧れの青年に、憧れとは違う感情が芽生えるノエル。
けれど、人と亜人が結ばれることは許されない。
例え結ばれたとしても、待っているのは想像より遥かに過酷で悲惨な現実。
アオトと過ごす中で争いを止めたいという気持ちが生まれたノエルと、未だ人間の事を良く思わないアオト。
これは許されない想いを抱き、残酷な争いを止めるために戦う2人の物語。
その結末がどうなるかは、誰にも分からない。
※カクヨムにて同じ作品を投稿してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-24 19:00:00
223874文字
会話率:41%