嘘告白に騙され、初心な心を馬鹿にされた小学校時代。
仲の良かった幼馴染に告白するもフラれ、更にはそれが噂として広まり辱めを受けた中学校時代。
腐り切った心を癒してくれた先輩に惹かれ、付き合ったものの……先生との二股が発覚。裏切られ、心に大き
な傷を負った高校時代。
これはそんな女難にまみれた不幸な男、日南太陽が……女神に出会い救われる物語。
※この作品は『カクヨム』にも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-11 18:08:40
416181文字
会話率:42%
大人も子供も、人は皆、何かを背負って生きている。その重さに耐え切れないかのように、自分を出し切れる場所を探しながら中学校時代を過ごした主人公。父親から離れ、自分の過去を知らない人たちの中で暮らすことを望んだ彼は、誰一人知っている人のいない
札幌の高校へと進学を決めた。
そうして、合格するはずのなかった札幌の超難関高に入学してしまった野球少年の野田賢治は、野球部員たちの執拗な勧誘を逃れ陸上部に入部する。海沿いの田舎町で育った彼は仲間たちの優秀さに引け目を感じる生活を送っていたが、長年続けて来た野球との違いに戸惑いながらも陸上競技にのめりこんでいく。
「自主・自律」をモットーとする制服のない公立高校に、敢えて詰襟の学生服を着て登校する「ノダケン」と彼の新たな仲間たちとの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-18 16:33:59
368133文字
会話率:56%
高校入学を迎えた柊木康介は、中学校時代から密かに想いを寄せていた雪城飛鳥と同じ高校に進学する。これから始まる新しい日常に胸を躍らせていた康介だが、飛鳥から衝撃的な事実を知らされる。彼女は親友の須賀野圭一と付き合っているというのだ。
飛鳥と
圭一の仲を知り、複雑な思いを抱える康介。一方、飛鳥自身もまた、自分の気持ちに確信を持てずに揺れ動いていた。さらに、圭一に密かに想いを寄せる高橋咲希の存在が、4人の関係をさらに複雑にしていく。
友情と恋愛の狭間で揺れる彼らは、それぞれの感情と向き合い、成長していく。果たして康介の片想いは報われるのか。そして、4人の想いが交差する中、彼らが迎える結末とは…。
青春ラブコメディ『親友の彼女と毎朝登校するなんて聞いてません!』——友情と恋愛の葛藤が織りなす、切なくも温かな物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-18 15:03:26
23727文字
会話率:49%
神奈川県の私立K高等学校普通科に通う笠貫刃兵衛は、十六歳の二年生。
その見た目はまるで中学生かと思われる程に小さく、幼い。
中性的な顔立ちと大人しげな雰囲気を漂わせている彼だが、その正体は古式殺闘術『我天月心流』の使い手であり、開祖拳鬼以来
の天才といわれる才能豊かな少年だった。
しかし大阪での中学校時代、その圧倒的な戦闘能力で周囲から恐れられ、隣近所からも敬遠されまくった挙句、卒業までの三年間は寂しいぼっち生活を強いられてしまった。
父親の勧めで、刃兵衛の過去を知る者がひとりも居ない東京での高校生活をスタートさせたものの、色々あって一年での転校を余儀無くされ、現在はK高校で二度目の新生活を始めようとしていた。
そうして周りに知り合いがひとりも居ない中で完璧に浮いてしまっていたのだが、転校後初めて出来た友人の淡い恋心を何とか応援したいと思った刃兵衛は、自身を勝手に『ラブコメ主人公の親友枠』などと位置づけ、友人の為にあれこれ奔走し始める。
★R15と残酷描写は念の為につけてます。
★本業微妙に忙しかったり、PBWのマスター業やライター業で時間取れなかったりで、かなり不定期な更新になるかと思いますが、良かったらお付き合い下さいませ。末永く読んで頂ける物語を目指します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-07 09:41:17
42272文字
会話率:26%
東京の私立N高等学校普通科に通う笠貫刃兵衛は、十五歳の一年生。
その見た目はまるで中学生かと思われる程に小さく、幼い。
中性的な顔立ちと大人しげな雰囲気を漂わせている彼だが、その正体は古式殺闘術『我天月心流』の使い手であり、開祖拳鬼以来の天
才といわれる才能豊かな少年だった。
しかし大阪での中学校時代、その圧倒的な戦闘能力で周囲から恐れられ、隣近所からも敬遠されまくった挙句、卒業までの三年間は寂しいぼっち生活を強いられてしまった。
父親の勧めで、刃兵衛の過去を知る者がひとりも居ない東京での高校生活をスタートさせたものの、学内屈指の美少女として名高いクラスメイトをコンビニ強盗から救ってしまった為に、再び自身の、悪鬼の如き戦闘狂の噂が広まってしまうのではという恐怖の日々を迎えてしまう。
★R15と残酷描写は念の為につけてます。
★本業微妙に忙しかったり、PBWのマスター業やライター業で時間取れなかったりで、かなり不定期な更新になるかと思いますが、良かったらお付き合い下さいませ。末永く読んで頂ける物語を目指します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-27 09:41:55
114969文字
会話率:24%
何度生まれ変わっても毎回私に会うたびに「愛している」という人間の魂があった。普通人間の魂は輪廻転生のときに記憶を全て無くすことになっているのに、毎回懲りずに告白をしてくる。
私はそれが不思議でしょうがなかった。
そんなある時一人の少年
が「僕と人生を交換しようよ」と話を持ち掛けてくる。人間の魂が神様になりえるわけないし、神様である私の魂が人間になれるはずがないのだ。それでも「一回だけの交換の人生」を歩むことにより、自分が知りたい感情が知れるのではないかと、死神は少年と人生を交換して生きる。
生まれ変わった場所で出会った魂は、死神の庭にいるときに懐いていた「元」ウサギの魂の持ち主の女の子と、毎度私に愛の告白をしてくる男の魂だった。
二人は私を覚えていないはずなのに(私は死神だった特権で魂の色が分かるのだけど)何故か私の周りに集まってきた。
少しズレた私のとを弟と変らず愛してくれる両親と、落ち着いている弟から愛情を沢山もらっても私は「愛」を知ることはできなかった。
私に愛を囁く男の魂と接していけば私は「愛」を知ることができるのかな??
センシティーブな内容が含まれるためR15指定をしています。
主な登場人物
・加賀美 藍那(死神) 自分のことを愛していると言ってくる人間の言葉の意味を知りたく人としての一生を生きてみることにした
≪加賀美家:お父さん お母さん 和義≫
・神様(仮) 死神(藍那)に生きる時間を交換することを提案した少年の狩りの姿。因果が巡り自分が大変になることを知らない。
・宮本 薫 生まれ変わっても死神に愛を囁く変態
・九条 (ウサギ) 普通の女の子。中学校時代に何か問題があったようで……!?!
アルファポリスにも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-05 12:30:00
90782文字
会話率:40%
1998年フランスW杯を見てサッカーに惚れ込みサッカーを始めた。
小さな街出身の主人公の中学校時代からその後に至るまでのサッカー人生などをフィクションとノンフィクションを交えた作品。
最終更新:2024-10-03 03:30:18
9307文字
会話率:13%
俺は東京下町の母一人子一人の家庭で育った。小さい頃から下痢気味の虚弱体質で、小中学校時代に話し相手は一人もいなかった。母子家庭で貧乏で虚弱体質、そして影が薄いことを、不思議と寂しいとも悲しいとも思ったことはない。俺は相当無気力で鈍感な子供
だった。
小学校5年生の時、校舎の裏で悪ガキ4人に取り囲まれて殴られているうちに腹の調子がおかしくなり脱糞した。そこで俺に付いたあだ名が「クソオ」だ。中学を卒業するまで俺は女子を含めたみんなから「クソオ」と呼ばれ続けたが、そのことだって気に病む程のものではなかった。俺には人並なプライドもなかった。
高校に入学するとすぐに母親が車にはねられて死んだので、俺は高校を退学した。すると担任が日本料理屋を紹介してくれて、そこで働き出した。俺は案外料理人に向いていたようで、店の同僚とそれなりにうまくやっていき、そこで社会人としての知識や振る舞いを身に付けて、15年が経った。このまま順調にいけば、俺は結婚して小料理屋を持って、妻と子供と一緒に、ささやかではあっても幸せな生活を送ることができたはずだ。
そんな俺が満員電車の中で腹を壊して脱糞し、その車両に乗り合わせていた人々は悪臭でパニックに陥った。この現場の模様はSNSで流された。このことがきっかけで、俺は料理屋を辞め、10年間住んでいた「カスミアパート」の四畳半一間の部屋に引き籠ることになった。
引き籠って10年が経った頃、いきなり大家のミドリさんが俺にアパートからの退去を通告してきた。俺が1年間家賃を滞納していたせいである。それでも退去するまでに2ヶ月の余裕が与えられた。
俺はホームレスになることを決意し、彼らが住む簡易テントを下見することにした。そこで親切にしてくれたサンちゃんが、若者のホームレス狩りにあってあっけなく殺された。次の夜、テントの中に寝ていた俺もそいつらに襲撃された。
俺は彼らへの復讐を計画したが、復讐する前にかれらはあっさりと警察に捕まってしまった。そこで俺は計画を無差別大量殺人に切り替えることにして、そのための準備を着々と進めた。ところが、この計画に末期がん患者のミドリさんが乗って来て、計画は大きく変更されることになった。「FBT」とミドリさんが名付けたおぞましいテロを、ハローウィンの日に渋谷のスクランブル交差点のど真ん中で、二人で実行することになった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-22 00:00:00
91244文字
会話率:39%
龍王院一華。中学校時代から財閥令嬢の滋野妃に絡んでいた名家の御嬢様は、堅洲高校に入学しても相変わらず妃を敵視し続けていた。
滋野家と龍王院家。何方が上かに固執する一華は、常に自分よりもチヤホヤされる妃が気にいらず、何時ものように勝負を挑
む。
勝負内容は度胸試し。
図らずも騒動に巻き込まれてしまった妃の親友である宮辺響は、怪奇スポットの密集地帯たる堅洲町で真夜中の肝試しを行う事になるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-24 11:25:46
14487文字
会話率:49%
流川碧斗には、元カノが居る。
幼稚園時代に、「大人になったら結婚しようね?」と約束した如月乃愛。
小学校時代に、「将来は、私の旦那さんになってくれますか?」と約束した夜桜小春。
中学校時代に、「ねえ、ずっと碧斗の隣にいさせて?」と約束した
小野寺陽葵。
それぞれの時代に、それぞれの彼女と付き合ったのだが、終わり方は全て"自然消滅"だった。
そんな訳で、今は彼女ゼロの碧斗だが、親の都合で転校する事になり、見事に友達もゼロになってしまう。
「流川碧斗って言います。よろしくお願いします」
初めての自己紹介、初めてのクラスメイトとの対面。
緊張しかしてないけど、第一印象は大事。
顔を上げたら、平穏で、平和な学校生活が始まる。まずは友達を作ろ――って、え!?
元カノが三人とも同じクラスにいるんですけど!?
しかも全員、俺の事がまだ「好き」みたいなんですけど!?
しかもしかも、学年の可愛い女の子TOP3になってたんですけど!?
「私の碧斗だから」
「私の碧斗くんです」
「私の碧斗だもん」
その日から、自然消滅のまま終わってしまった元カノ三人の、碧斗を奪い合う恋愛大戦争が勃発してしまいーー!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 18:00:00
263088文字
会話率:46%
僕有馬末広は転生者だ。気がついたら赤ん坊でスタートした上、全ルートやり込むレベルで好きだったメインヒロイン3人とドキドキなラブコメを織りなすギャルゲー『サイン・ハート』の世界に転生していた!とは言いつつも、画面どころか名前すら出ないただの
モブだけど。しかし、僕は三人のメインヒロインや主人公達に関わる気は全く無いッ!理由?だって原作の尊いシーンにお邪魔虫が入り込んでなり替わったら虫唾が走るだろうがッ!てなわけで、脇からニヤニヤしながらイベント回収……。え?昔遊んでた男友達がお姫様?小学校時代、『いつか結婚しようね』って約束してから引っ越しちゃった子がアイドル?……中学校時代生徒会長なのに元校内一の嫌われ者で、いっつも僕に愚痴りまくってた人が凛々しい生徒会長?え、だって名字……あ、両親離婚で替わった?そうですか。全員知り合いかぁ、僕もう寝ます……。
これは《僕》の物語であり、《偽物》が世界を救う物語だ。
カクヨムとハーメルンにも投稿してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-11 22:08:26
37885文字
会話率:56%
高校生の女の子が中学校時代の友だちから長い手紙をもらい、動揺する。土曜日の課外授業後、丘の上にある学校から駅に向かう坂の途中で同級生の男の子に声を掛けられた。その男の子に女の子は自分の気持ちを聞いてもらう。
最終更新:2024-02-09 19:55:23
5186文字
会話率:3%
「私たち、別れよう」中学三年生の夏、最愛の彼女――伊藤愛依に振られ、弟の威々に彼女を寝取られた少年、阿藤永。永は彼女への想いを捨てきれないまま、通っていた中高一貫校をやめ、公立の高校に入学する。彼女に振られてから、人生に絶望し何も期待せずに
過ごしてきた永。しかし、高校で運命の出会いを果たす。伊藤羽衣。元カノの、妹。羽衣は永の唇を奪いながら、告げる。「私と、恋人ごっこをしてくれる?」羽衣は、中学校時代に威々に振られていた。そして始まる、永は威々の、羽衣は愛依のフリをして付き合う関係。歪んだ関係。それなのに、永は荒んだ心が満たされていくのを感じていた。そんなとき、永は町中で愛依を見つけ……。
自分は今、誰を愛している――?お互いにお互いの好きな人(きょうだい)を演じる、阿藤兄弟と伊藤姉妹のラブストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-08 19:00:50
600文字
会話率:0%
鏑木鷹正《かぶらぎたかまさ》は高校1年生。
中学校時代の出来事がトラウマとなり、簡単に他人に心を開く事が無くなった。
そんな鷹正を自分の弟の様に想っている女性、鏑木秋帆《かぶらぎあきほ》。
彼女の父と鷹正の父は実の兄弟である。
つまり、秋
帆と鷹正は従姉弟であり、幼馴染な関係であった。
秋帆の父親は『神鏑流 居合術』《こうちゃくりゅういあいじゅつ》道場の主であり、神嫡流の13代目である。
秋帆と鷹正は幼き頃より『神鏑流 居合術』12代目の祖父より薫陶を受け、修行に勤しんでいた。
素直で明るかった昔の鷹正を知る秋帆は、鷹正に楽しい学校生活を送って貰いたくて日々考えていた。
自分の鷹正に対する恋心に悩まされながらも・・・。
鷹正は自分への評価が極端に低い。
しかし、ひょんな事からそんな彼の周りには鷹正を慕う乙女たちが集まるようになっていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-11 00:22:13
133000文字
会話率:53%
中学校を卒業後、進学をせず、家でずっとネットサーフィンや、オンラインゲームを遊んでいる主人公は、小中学校時代に全く友達を作ろうとしなかった事に後悔していた。しかしある日、アロワナと言うハンドルネームでとあるオンラインゲームを遊んでいると、ゲ
ームのチャットに、『すみません! フレフレの方呼ばれたので落ちます!』と言う文章が書き込まれる。するとその書き込みがされた途端、『フレフレ』を交換したいと言った内容のチャットが殺到する。主人公はフレフレが何なのか気になり、調べてみると、『フレンド・フレンド』と言うチャットやボイスチャット等が出来るSNSである事を知る。更に、フレンド・フレンドはリリースしてから僅か半年で利用者数が一億人を超えたと言う、異常な人気があるSNSである事も知る。インターネット中毒の主人公が何故知らなかったのであろうと疑問に思いながらも、興味が湧いた主人公は、フレンド・フレンドを始めてみる事にするのであった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-02 19:00:00
2848文字
会話率:37%
同じ中学だった女子と駅で遭遇した。
彼女とはさほど親しかったわけではないが、
学校帰りにぶらぶらと買い物をしながら、
中学校時代の忘れた記憶が蘇った。
ある日、スマホを失くしたことで、
俺は妙な事件に巻き込まれてしまった。
青春
等身大浮かれポンチの掌編小説――。
―――――――――――――――――
他サイトでも重複掲載。(外部サイト)
https://shimonomori.art.blog/2023/04/22/deceive/
文字数:約5,000字(目安3~10分)
※読了目安は気にせず、
ごゆるりとお読みください。
※本作は横書き基準です。
1行20文字程度で改行しています。
その他の作品の案内。(外部サイト)
https://shimonomori.art.blog/2022/04/30/oshinagaki/
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-22 07:00:00
5506文字
会話率:30%
平凡な学生生活をおくっていた雲居悠(くもい ゆう)は色々なことが起き自分をあまり表に出さない内気な性格になってしまった。2年生になったある日、入学式後友達に連れられ1年生に会いに行くとそこにはいるはずのない、中学校時代毎日のように勉強を教え
ていた後輩、夢川蛍(ゆめかわ ほたる)がいた。
内気な性格の悠と悠が大好きな蛍の学校生活やその後を描いたお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-18 18:00:00
5614文字
会話率:52%
小説家志望フリーター23歳
天野藤花は、些細なきっかけで母校の女子バスケットボール部のコーチをすることに。
中学校時代の苦く切ない部活の記憶を辿りながら、個性豊かな部員達を導く。
最終更新:2023-02-27 16:35:27
6318文字
会話率:29%
中学校時代の先生の話です。
キーワード:
最終更新:2023-02-05 18:19:13
1416文字
会話率:0%
――吉野ゆきなのことを、今でも時々思い出す。
中学校時代、あたしと吉野は出会った。それは特に運命的というのでも、ドラマチックというわけでもない。その辺に転がってる石ころと同じくらいに、ありふれたものでしか。
けれど、それでも――
彼女は美少女で、でも性格はまるっきりそんなふうじゃなかった。引っ込み思案で、後ろ向きで、自分を持てあましているようなところが。
あたしはそんな彼女に複雑な感情を抱いていた。不思議な仲間意識や、共感、同情。それと同時に、もどかしさや、不満、劣等感――
彼女は誰よりもきれいで、何よりも弱かった。
あなたはもし一番の友達から、〝いっしょに死んで欲しい〟と言われたら、どうするだろうか。説得する? 慰める? 罵倒する? それとも――いっしょに死んでしまう?
あたしは今でも、あの時本当はどう答えるべきだったかわかっていない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-31 00:00:00
46176文字
会話率:24%
中学校時代の友人が死んだ。ガンによる5年の闘病の末亡くなったと連絡があったのだ。
友人の死を知った時、悲しい等の気持ちより先に二十数年前にタイムスリップをした様な気持ちになった。あの頃の僕達には、ただただ楽しい思い出も、甘酸っぱい思い出も
沢山の時間を共有してきた仲間が居た。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-07 19:00:00
3272文字
会話率:0%