日が暮れると、闇に紛れてばけものが現れる。「傀」と呼ばれるそれは、ひとを傷つけ、いのちを奪う。傀からひとを守るために活動する「唱文師」である早瀬は、ゆえあって旅をしながら傀と戦う日々を送っていた。ある夜早瀬は、傀に蹂躙された村と、その中でた
だひとり生き残った少女を見つける。
ばけもの、ひと、はざまにあるもの。その果てない戦いを切り取る中世和風ファンタジー。
☆悉傀記(しっかいき)
☆カクヨムにも掲載しています。
☆この話は空想の産物です。実在の人物、団体などとは一切関係がありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-03 23:00:00
1112文字
会話率:0%
大陸から離れ大小の島が寄り添うように浮かぶ東雲列島。未だ魑魅魍魎がはびこるこの島は人間同士による群雄割拠も久しく鳴りを潜め、人々は天子を頂点とした朝廷による統治のもと大きな争いも無い平和な世の中を謳歌していた。
ここ中州国はそんな東雲
本島の中ほどに位置する国。風光る空のもと、天上に流れる少女は今まさに辺境の山地へと下り立とうとしていた。
――少女の正体と太平の世に暗躍する悪僧の淫謀とは? 中州国を股に掛け、少女と若き百姓兄弟達が繰り広げるてんやわやの珍道中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-07 21:28:17
156381文字
会話率:57%
オリンピックも近いので読んでてちょっと体動かしてみたいな、って感じるのを書きたいと思います。
本家の墓を譲り受けることになった主人公、竹川直晴。挨拶がてら墓参りに行った先で、本家の墓に飲み込まれて異世界へ。待ち受けていたのは先祖で座敷童だ
と言う爺様。
「お前には、わしの後を継ぎ座敷童となってもらいたい。この世界で良い事をすれば元の世界の家族に良い事が訪れよう。元の世界の家族が良い事をかえしてくれれば、この世界でお前に良い事が起こるであろう。」
「良い事? うへへへへ、あれもこれも良い事か? 良いじゃん良いこと、やろうやろう!」
「ばっかもーん!」
「本当に良い事やらないといけないのかよー」
これは、良い事をしていく主人公に仲間が集まり、集まった仲間が成長していく、成長物語です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-19 20:14:24
168750文字
会話率:39%
葦宮の町は夜に栄える町である。
なぜならこの町の賑わいの殆どが、色町としての表情に占められているからだ。
ある日、そんな町に怪物退治を生業とする一人の女の浪人がやってきた。
偶然にもそこで発生した強盗を捕まえた浪人は、事件の被害者で
ある青年・一之助から、とある仕事を依頼されることになり──。
この先は、本編にてお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-06 10:46:02
16329文字
会話率:21%