高校1年生の小堀健太は料理男子を自覚している。ある日クラスの女子が「今は裁縫男子よ。」と話していたのを耳にして、『いい加減なこと言ってる』と聞き流すつもりでいたが、その中に幼馴染の近藤八重がいることに気付く。友達の翔太も普通に裁縫ができると
聞いて、それをきっかけに健太は手芸を趣味としている自分の母親に裁縫を教えてもらうことを思いつく。
そして母親に裁縫を習い、玉結び、並み縫い、半返し縫い、全返し縫い、玉留めのやり方を教えてもらう。そこで終わるつもりだったのに、母の勧めで作品を作ることになってしまった。自分にできるか半信半疑だったが、5種類の方法で小袋が作れてしまったことで裁縫に興味を持ち始めたのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-23 18:16:16
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