東日本大震災からの復興がすすむ三陸地方の港町で犬の散歩中に出会った二人の小学生・明日海と、海斗。
一時・海斗の転校で、疎遠になるも、中学校の入学式で再会。またふたりと二匹は一緒に海辺を散歩する。
屋がふたりは将来の夢なども話し合い、それぞれ
がなりたい職業などを語り合う。
互いに励まし合うことを約束し合うふたりの頭上には、海にかかる虹のアーチが浮かび、その虹をくぐって、船の航跡が沖へと、続いて行った・・・。夢を語る、被災地の町の子どもたちの未来へ続く航路が虹色のように輝いていてほしいと願ったものです。被災地の小学生の恋の物語? です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-08 14:40:52
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会話率:38%
会社で上司に日々詰められ、思い詰めていた和男は、
ついに会社を休んで東北に逃避行することにした。
三陸海岸沿いのローカル線に揺られていると、ちょうど飛び降りるのに適した崖を見つけてしまった。
魔がさしてそこに向かうと、先客がいて、なんと彼女
は女子中学生だった。
彼女は地元三陸の子らしく、松葉杖をしていた。
なぜこんな若い子が?と思い、尋ねると、
東日本大震災の時、親が津波で流されたらしく、後を追おうと親の死んだ海に向かっていたようだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-06 19:43:57
1363文字
会話率:4%