想い合っているふたりの気持ちが一本の線で繋がる瞬間。
僕には、ずっと好きな女性ひとがいる。
最終更新:2021-02-21 03:00:00
1872文字
会話率:47%
烈風鳥王の異名を持つ、十五代目風の王・リティル。
彼は二五〇年前、衰退と繁栄を繰り返す、生き死にの世界・グロウタースにある、双子の風鳥島で闇の王と呼ばれる魔物と戦った。
その、魔物の核として存在していた赤子・スフィア。
スフィアは現在、リテ
ィルと共に戦った仲間と共に、穏やかに暮らしていた。
だが、彼女の中で、闇の王は胎動を始めていた。
ずっと、監視していたリティルはそれに気がつき、守護鳥・フロインと共に彼女の暮らす楽園へ赴く。
副官である雷帝・インファの息子、煌帝・インジュは、生まれてから二十年経っても精霊としての力を発現できない、落ちこぼれの精霊だった。副官であるインファに臆し、近づくことのできない彼を見かね、リティルは、インジュも楽園へ連れて行く。
楽園では、リティルを風の王として鍛え護ってくれた魔道書の化身・ゾナが目覚めていた。役目を終えたゾナが目覚めるはずがないと、訝しがるリティルは、かつての仲間の息子であるディンが、無断で精霊と契約してしまったことを突き止める。
時を同じくして、精霊達の世界・イシュラースに、古参の精霊だけがかかる病が蔓延する。リティルに助力してくれる精霊達も次々と倒れ、インファの妻のセリアも病に倒れてしまう。
イシュラースに蔓延した病、ゾナの目覚め、ディンの契約した精霊――それらはやがて、一本の線で繋がっていく。
落ちこぼれの精霊・インジュとスフィアの、許されざる恋。
風の王の次男・レイシの独り立ちと、風の踊り子・インリーとの関係。
ゾナの葛藤と決断。
所在不明の、時の精霊。
風の王・リティルは、風一家を率い、ある精霊の思惑に立ち向かう。
ワイルドウインド・シリーズ四作目。時の精霊編です。
恋愛要素ありの、ファンタジーです。
※前作ワイルドウインドからお読みください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-20 17:55:47
229692文字
会話率:53%
私の人生は、一本の線でした。
最終更新:2013-03-06 21:50:45
979文字
会話率:0%
記憶喪失の少年と、魔法使いの少女。二人の出会いは過去から繋がる物語。過去と今と未来が一本の線でつながる時、全てが終焉へと向かう。王道志向異世界ファンタジーを目指して。
最終更新:2009-10-14 22:29:23
8011文字
会話率:41%