「聞きました?"あの"ご令嬢がまた婚約者のいる男性を誘惑したんですって…」
「あら嫌ですわ…言うほど見目も良いかしら?こじんまりとはしてますけど…ねぇ?」
男爵令嬢レティシア・ヴァンルークは令嬢の間で"小動物
系悪女"と呼ばれ悪い噂が絶えなかった。
桃色がかった淡い茶色の柔らかい髪はふわふわと緩くウェーブし、丸く大きなアクアマリンの瞳は常に潤んでいるように輝いている。華奢な体と平均よりも小さい身長はその容姿の可愛らしさと相まって、男性の庇護欲をかき立てる小動物を彷彿とさせた。
「僕の婚約者も令嬢みたいに可愛らしい方だったら良かったのに。」
「君は僕が守ってあげるからね。」
令息たちからは一方的な好意を受け、それにより令嬢からは一方的な敵意を受ける。レティシアは、この状況に嫌気がさしていた。
『誘惑なんかしてないわよ!勝手に婚約者さんと比べないで!守ってもらわなくて結構!あー!もう!何もかも嫌!』
そんな巷で噂の小動物系悪女がひょんなことから一人の男性に一目惚れし籠絡しようと試みる。
『すすすすすす!!…す!…すすきが…見頃の季節になりましたわね…』
「…用はそれだけか?」
恋に超奥手な小動物悪女が、一目惚れした冷徹公爵を籠絡するまでのお話
処女作になります。アルファポリスでも連載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-01 22:00:00
2285文字
会話率:44%
告白イベント。
学生なら誰でも憧れると言われるが、実はそうでもなかったり。嘘告なんて罠もあれば、知らない人間からの一方的な好意の押し付け…そんなものは、ただの精神的地雷だ。さらに勝手に逆恨みまでされたとしたらたまったものではない。
そんな精
神的地雷を中学時代に何度も踏み抜いた男子高校生のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-24 05:53:54
3604文字
会話率:23%
あたしの身勝手で大好きなあなたに。
そろそろ、ごめんなさいをしなきゃならないのかもしれない。
最終更新:2023-01-07 07:00:00
674文字
会話率:0%
毎日見ていたホームレスへの、俺の一方的な好意の終着点を書き記したエッセイ。
最終更新:2022-02-21 13:35:28
1626文字
会話率:11%
「メルチェリーナお前との婚約を破棄する!!」
「ええ、ちょうどよかったですわ」
思わず口角が上がってしまうのを感じながら、私はそう口にした。
これはよくある令嬢と王子にまつわる寸劇の話。
※これはカクヨムに掲載してある作品の改訂版で、
エブリスタなど別のサイトにも併載してあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-07 09:05:41
5485文字
会話率:36%
楠本輝は分からない。一度恋愛というものをやってみた。それは、いい年して彼女がいないと家族に言われたからなんとなくウザくなって付き合った。その相手は一応選んだつもりだった。けど、別れた。そして恋愛というのは必然ではないと。
親の言った通りに付
き合って自分にとって異性と付き合うとは何かを悟った輝は結果恋愛をしないことにした。そんな輝に好意を寄せる者達が盲目に告白したりする一方的な好意その裏返し、しかし接点は切れないというエンドレス誰得ラブコメ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-02 07:33:50
12300文字
会話率:9%