身寄りのない村娘アルは、骨が動く代わりに筋肉が動かず、熱を生み出せずに非常に寒がりになってしまう特殊な病に犯されていた。
普通の人と同じ温度では活動出来ず、天涯孤独の身であることもあり、人と関わることはほとんどなかった。
それは、そんなア
ルを好く、奇特な貴族の青年を除いてではあるけれど。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-24 00:05:45
6625文字
会話率:40%
エルヴァーラ・リーデルシュタインは“エルヴァーラ・リーデルシュタイン”として生きた記憶があった。
その記憶を生かして、今生では訪れた婚約話を辞退しようとする。
けれど当然婚約は辞退出来ない。それどころか、思わぬ事態になり――。
最終更新:2017-01-19 22:22:01
12694文字
会話率:22%