とある世界の魔法学院で、衝撃的な出会いにより姫が平民である教師に恋をしまった。
しかし、彼には秘密があった。姫の恋が決して実ることのない、理不尽に塗れた悲しい理由だ。
これは、本当に力を持たない男と、すべてを手に入れられる力を持った女の
皮肉の物語。果たして、罪と罰の狭間に恋は叶うのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-22 04:58:48
39201文字
会話率:53%
良い花の条件とは見た目の美しさのみならず人間に従順である事。良血花の妖精として生まれたシュシュは、幼い頃より育ての親の人間たちにそう言い聞かされて育った。シュシュは信じていた。美しい女主人フェロニエールに高値で買われ、未来を約束された自分
は幸せなのだと。けれど、そんな日々はフェロニエールの死によって突然終わりを告げた。遺産の一部としてフェロニエールの妹バレッタに引き取られたシュシュは、初めてその立場に違和感を覚えるようになった。優しく愛してくれたフェロニエールと新しい主人バレッタは違う。姿の似た姉妹であっても。心あるものとして接してくれないバレッタに懐くことが出来ず、過ぎ去りゆく時間の中、シュシュは亡きフェロニエールの思い出にすがりながら、悲しみと苦痛を抱いて過ごしていた。
ちょうどその頃、巷では妖精買いの人間たちを脅かす存在が現れていた。良血花の妖精ばかりを狙う女怪盗カチューシャである。分かっているのはその名前と仮面で素顔を隠す妖艶な容姿だけ。人間とも魔女とも呼ばれるカチューシャは、次々と花の妖精たちを攫っていくらしい。カチューシャに攫われた花たちがどうなってしまうのかは不明のまま。シュシュはそれを恐ろしく感じていたが、新しい主人との暮らしが続く中、段々と願うようになっていった。
この身がどうなろうとも、いっそのことカチューシャに攫われてしまいたいと。そんな願いが通じたのか、シュシュのもとにカチューシャは現れた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-12 13:12:47
11740文字
会話率:24%
70歳になってから後悔しかなかったから
人生をやり直してみた。
増池 アジュガ(80歳)はハーフのじじいだ。
妻には先立たれ、子供にもきらわれ誰も近寄らない。
頑固な性格が災いして、近所付き合いもゼロ。
愛想ゼロ•気遣いゼロ•自分勝手に生
きてきた=年齢。
老後、暇で死にたいと思いはじめた矢先
故郷のインドから一通の手紙が届いた。
その手紙の中には一つ指輪が入っていた。
それをはめて願うと年齢が後退して行き
最後には生まれる前の姿に戻り、人生をもう一度やり直せるんだとか。
豪窟じじいの人生リバイバルが今、幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-29 16:31:22
297文字
会話率:0%
『シトロニエの祝福』シリーズを全てお読みいただいた方へ。
おまけのSS集です。
※時系列は順不同
※ネタバレがあります。ご注意ください。
※思いついたら更新します。
最終更新:2020-01-26 22:16:55
54343文字
会話率:40%
・相手のくちびるを他から守ること
・キスしたくなるような相手探しに協力すること
(相手をみつけた場合、自主脱退可能)
衆目を集める場でいきなりキスされた、子爵令嬢マリー。どうやら相手は社交界きっての貴公子デジレ・シトロニエ。責任を取るとの
やりとりで、デジレは同盟の締結を提案してきた。その名も『くちびる同盟』。
ゼロ距離から始まった、平凡でありたい子爵令嬢マリーと、真面目な貴公子デジレが、キスだのくちびるだの騒ぎながら、もう一度距離を縮めていくじれったいお話。
※★はデジレ視点中心です
※本編全123話完結しました。後日談週一更新中、番外編投稿考え中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-07 22:00:00
287356文字
会話率:41%
剣の手入れをして布団に入ったロニエ。
夢の中でロニエは…
最終更新:2018-06-03 00:15:36
617文字
会話率:54%
5月初旬の散歩の時に見つけた樹
それは、3月に観たゴッホの絵画の樹だった
蕾から花が咲く、その成長は
子供が初めて外で歩くのと似てるような気がする
絵と散歩の時の気持ちよさ、子供のこと等をリンクして綴りました
*一部、重複投稿
最終更新:2018-05-28 00:00:00
758文字
会話率:15%
かつて世界を混沌へと導いたとされる魔女が倒されてから五百年。
世界からは『魔法』が消えていた。
しかし、それでも世界には魔物という脅威と戦う冒険者が必要だった。
クルーエン王国にある冒険者を育てるための学校、王立クルーエン学院に入学したロニ
エ=ミスティは、冒険者を目指す十四歳。
彼女は冒険者である両親から英才教育を受けてきた身で、他の生徒たちよりも実力は頭一つ抜きんでていた。
ある時、学院生活を送っていく中で、時々頭の中に自分の知らない光景が浮かんできていた。
初めはわからなかったロニエだったが、次第にその記憶の正体に気付いていく。
なんとロニエは、五百年前に倒された魔女の生まれ変わりだったのだ。
それゆえに、この世界で誰一人として魔法が使えないはずなのに、ロニエだけが魔法を使えてしまう。
このことは絶対にばれてはならない。
ロニエの緊張に満ちた学院生活が始まる
※12月30日に完結しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-30 10:28:39
86718文字
会話率:35%
「主人公」は夢みがちな社会人。
ふとしたことをきっかけで、電車に飛び込み人生を終えようとするが
カミサマを名乗る女性が異世界へと転生させてくれる。
転生先は中世ヨーロッパ風な異世界。
だけど、寝ていると現実世界の時の記憶の旅に旅立ちます。
2面(転生/現実の記憶)世界で主人公は何を得て、何を失うのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-27 00:00:00
2904文字
会話率:21%
此処は《バディア》という街。
人思いのロニエスという青年と、調子者のデイル。そして現実主義者のギラーは、ある惨劇の痛みを実感し、真実を掴むため怪しい宴会へと足を踏み入れ、真実への鍵を探すのであった。
➖惨劇の後に青年たちは
何を見る。➖折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-09 17:39:42
1133文字
会話率:50%
前世は日本人であった記憶を持つ「サラ・フェロニエーレ」
彼女の今生の世界「アルベタ」は100年に一度、異世界より勇者を召喚する。
今回の勇者は日本から召喚される為、前世日本人のフェロニエーレが勇者様の接待計画を練ることに
同郷のよしみとして
フェロニエーレは全力で勇者が望む異世界転移英雄伝に仕立てあげる
「異世界転移で勇者になるってなら、やっぱりハーレムとチート知識で無双は欠かせないわよね…」
彼女は無事に勇者が望む異世界を作ることが出来るのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-27 19:45:28
2252文字
会話率:28%
山ノ手聖(やまのてひじり)はただの平凡な学生だった。
平凡で代わり映えしない現実を憂い、床についた時に異変は起きる。
変な夢?のなかで黒いローブに身を包んだ男は言うのだ
「君にはこれから新たな環境で人生をやり直してもらう。
それも君
が思い描いた異能のある世界で英雄になれる座を用意した。」
この夢を起因として聖の世界は変る。
一度終わった世界、魔法、七星賢者、聖王、魔王、神・・・
現代にはなかった可能性が聖を巻き込んでいく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-30 14:18:47
78125文字
会話率:36%
旅順は南満州鉄道の起点、西に北京、北に長春。満州娘との出会いと別れを大連を舞台に描く処女小説。そこには日本人が忘れ去ろうとしている歴史があった。マロニエの花咲く頃に再会を約束した二人だが、その日の来ることはないと感じていたのだろうか。
キーワード:
最終更新:2013-05-06 01:14:58
12024文字
会話率:0%