アタシ「サニィ」は、下北沢のクラブ「守田屋」でロックDJをしている25歳の女の子。高円寺のライヴハウスでライヴDJをしていた「レイン」にひと目惚れ!彼に近づきたいと翌週のライヴにも足を運び、誤解もあったけど、何とか彼と知り合うことができた。
アタシは彼に、自分の主催するクラブイヴェントに出て欲しいと頼んだけど、「俺はライヴハウス以外ではDJしない」と断られてしまう。ショックで酔い潰れたアタシをレインはタクシーで自宅まで送り届けてくれた。でもその先を期待するアタシをしり目に、彼はさっさと帰ってしまった!。
レインが出演するライヴに足を運び、少しずつ心を通わせていくアタシたち。そんなある日、アタシがプレイする守田屋にレインがひょっこり顔を出した…。
高円寺と下北沢、ライヴDJとクラブDJ、男と女。ロックとターンテーブルを軸に、2枚のレコードのようにぐるぐる回りながら一つの曲を奏で続けるDJ二人の小さな恋を巡る物語。
前作「おばちゃんのフラッシュが瞬いたらパンク・ロッカーたちはより煌めいた。」と同じ世界観で描いた作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-12 15:11:16
147903文字
会話率:32%