「よっしゃあああああ!!!!」
画面に表示された『00:04:58』というクリアタイムを見て、思わず雄叫びを上げた。
遂にずっと目標としていた5分を切ることに成功したのだから、さもありなんといったところだ。
大作アクションRPGであ
る『ニャッポリートクエスト』――通称『ニャポクエ』のやり込みプレイを始めて早や半年。
普通にプレイしたらクリアまで50時間は掛かるニャポクエを、ここまでの短時間でクリアした猛者は、世界で俺だけではないだろうか?
そりゃ雄叫びの一つや二つ、上げたくもなるってもんだろう。
「――ん?」
その時だった。
テレビ画面から突如、目を開けていられないくらい眩しい光が発せられた。
な、なんだこれは!?
「う、うおおおおおお!?!?」
そして俺の身体は、その光に吸い込まれていった――。
「よくぞ参った、勇者タツロウよ。どうかお前の手で魔王ニャボステートを倒し、この世界に平和をもたらしてくれ」
「…………は?」
光が収まると、目の前にカイゼル髭を蓄えた王様風のオッサンが立っていた。
こ、この光景は、親の顔より見たニャポクエのオープニングシーンじゃないか――!
つまりこれはあれか?
俺はニャポクエの世界に、プレイヤーキャラとして転移したってわけか?
……ククク、燃える展開じゃねーか。
神様もなかなか粋なことをしやがる。
つまりこれはあれだろ?
今度は自分の身体で、『00:04:58』というタイムを更新してみろってことなんだろ?
――その挑戦、受けて立つ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-09 21:04:38
4997文字
会話率:26%
主人公のサノウは生まれつき極端に魔力が低い、落ちこぼれの魔法剣士。
それに対して同僚のザザキは、自他共に認める天才であり、職場のエース的存在だ。
ある日そんなザザキと共に、魔獣の討伐任務で樹海に訪れたサノウ。
苦戦しつつも任務を終えたサノウ
だが、その刹那ザザキに刺されてしまう――!
ザザキは、サノウと同じ孤児院で育ったチハのことが好きだったのだ。
チハがサノウに好意を寄せていることを知っていたザザキは、サノウが邪魔だったのである。
薄れゆく意識の中で、とある女性から声を掛けられるサノウ。
その女性は、樹海の奥に住んでいると噂の『魔女』であった。
魔女は、身体と魂を全て捧げるなら、それと引き換えに、誰にも負けない強靭なボディを与えると持ち掛けてくる。
それを受け入れたサノウは、サイボーグとしてこの世界に蘇った――。
――これは、元落ちこぼれの魔法剣士が、サイボーグとして世界を駆ける物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-16 21:02:43
51571文字
会話率:48%
21世紀半ばに突如として大西洋に現れた謎の島。通常の気象学に沿わない気候変化、地質学的にありえない構造の地形、隣接し得ないバイオーム、どの系統分類にも一致しない動植物。何もかもが一切不明。不可思議な力を使う生物<モンスター>に
支配されたダンジョンと呼ばれたその島で発生した大災害によって世界はダンジョンに溢れてしまう。
それから半世紀、人類はダンジョンがもたらす恐怖と恩恵の中発展を遂げていた。富、名声、ロマンを求める人々はダンジョンの呼び声に導かれ、今日もダンジョンへと呑まれて行く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-21 10:00:00
42228文字
会話率:20%
ゲーム好きの女子高生、星宮 春の高校入学初日に、世界各地でMFOと言うゲームのダンジョンが出現した。
それと同時に、魔法やスキル等のゲーム的な、超次元的な能力のある世界になった。
春はMFOをプレイしており、条件を満たしていた為一般の人より
力を持ってしまう。
そんな中でのモンスターとの戦いや、力との向き合い、人間同士の関わり合いによる春の成長譚…!
の予定。(小声)コメディとギャグが薄らとあるかもしれません
❀【注】厨二患者の駄作です。
ステータスやスキル等のゲーム要素アレルギーがある方は閲覧をお控え下さいます様、お願い致します。
又、この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称・固有名詞はどんなに似ていても架空のものであり、現実の物とは一切の関係がありません。【注】❀
✿不定期更新です。誤字脱字等報告頂ければすぐに直します✿
✿1章完結しました✿2章完結しました✿3章更新中です✿
【お知らせ】
更新頻度↓。更新は主に水、金、土、日曜の18~21時の何処かになるかと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-25 18:00:00
121233文字
会話率:26%
ここは”タルトティラ”。大部分の国民が穏やかに日々の暮らしを営んでいる。
そしてシード魔術高等学園は国が設立した魔術学校である――そう、この世界には魔力が存在していた。
魔術とは魔力を制御し、操る術のこと。魔術適性を持つ者のうち、学びたいと
思う者には誰にでも拓けているのが魔術学校である。
転生してそのタルトティラの田舎町に生まれ、そして育った青年・ジェイは、この春から魔術学校へ入学する新一年生。
が、実は魔力適性は最低ランクだ。転生特典がないってどゆこと?
まあせっかく魔法の世界に生まれたからにはちょっと魔法使ってみたいなーなんて軽いノリで入学したは良いものの、予想外の様々なトラブルに巻き込まれ――?
※本作はカクヨム様、ノベルアップ+様にも投稿させて頂いております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-25 20:08:45
43832文字
会話率:60%
2010年末。
突如、異形のものが各地に舞い降りた。
明かりの灯らない街。明滅する光。鳴り止まない轟音。闇の中を蠢く奇妙な影。乾いた風が流れていく。
世界は混沌に包まれた。
地獄と化した街を、息を潜めて駆け抜ける高校生の男女。
狂乱して逃げ
惑う人々の中、次々と異形を滅していく少女。
それを追う、魔神の力を手にした少年。
立ちはだかる、黒い翼を持つ漆黒の者。
異形と人間、人と――人。
果てしなく続く戦い。
交錯する思惑と絡みつく情念。
そして、空を貫くような巨塔が現れる。
この終末の空は何を映すのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-01-07 18:03:58
1848文字
会話率:27%
異世界から舞い降りた勇者が次々と魔物を屠っていく。
最終更新:2010-01-03 17:45:05
1410文字
会話率:32%