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あの姫様は絶対に怪しい。だって光る指輪つけてるし。これはさっさと逃げなくては。
あのお姫様は怪しいわね。だって戦争には不都合な事を話しているわ。これは
早急に逃げる必要があるわね。
2年2組の男子高校生、高音風舞は前期中間試験中に異世界に転移した。
異世界に召喚された彼は王族の様子に不審な点を感じ同じクラスの美少女、土御門舞と共に樹海へと転移したのだが、王族は帰還のできない召喚に責任を感じて誠意を持って全てを話しただけでただの勘違いであった。
ステータスポイントを全て転移魔法の為につぎ込んだ高音風舞は、ステータスを万遍なく上げた土御門舞に助けられながら「あれ?俺、いらない子じゃね?」と感じながらも樹海を探索していると美しい金髪の少女が倒れているのを見つける。
二人で彼女を保護していると目を覚ました少女が自分は魔王で謀叛を起こされて逃げて来たのだと語った。
「相変わらずお主の転移魔法はデタラメじゃな」
「風舞くんはチートキャラね」
「なんで急に耳を触るんですかぁ?って、ひゃう!?」
これは、勇者であるはずなのに万能美少女や魔王に助けられてばっかりな転移魔法ぐらいしか取り柄のない主人公が、チートキャラを目指して日々奮闘する物語である。
多分。
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