1945年アメリカ。二人のタイムトラベラー、アラクネとクレイオーは歴史の改変を目論見、『マンハッタン計画』の阻止を企てる。だがその企ては失敗に終わり、二人は時間管制局の弦に追われる身となってしまった。
やむなく別の時間へと逃げた二人が、たど
り着いたのは2022年日本。奇しくも、タイムマシンの開発を進めていた研究者、城戸翼と吉竹護の元に、タイムトラベラーであるアラクネとクレイオー、
そして二人を追ってきた弦が居合わせることとなった。
来るべき滅びの未来を回避する為に過去を改変しようとするアラクネ達と、正しい時の流れを守ろうとする弦。それぞれの立場を主張するタイムトラベラーは、翼と護に時間に挑むことへの覚悟を問う。
過去に干渉する意味とそれによってもたらされる未来。その可能性を知った、時を超えらぬ者たちは、思い悩みながらも自らが求める未来への道を選択する事になる。
ボイコネライブ大賞応募用の書式にて、記述しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-02 07:05:42
28639文字
会話率:0%
昭和十九年末、日本は風船爆弾によるアメリカ本土攻撃を敢行。この攻撃でアメリカの原子爆弾工場は損壊し、マンハッタン計画をして遅れを生ぜしめるが、アメリカ側の完璧な隠蔽により日本側は事実を摑めずにいた。
その隠蔽と報復の意味を含めてアメリカ
軍はB29による日本本土空襲を本格化させ、日本は焦土と化す。しかし日本側はただ手をこまねいたのでなく、陸海軍の総力を挙げた一大邀撃戦が本土の空では展開されていた。
時が移った昭和二十年夏、鈴木内閣は総辞職。阿南惟幾陸相を首班とする阿南内閣が成立し、継戦内閣として最後の決戦たる本土決戦を呼号する。その間にも戦争はいよいよ苛烈を極め、打ち続くB29の空襲や港湾への機雷投下で日本国内の物資は逼迫してゆく。
昭和二十年十一月、アメリカ軍は猛然九州に侵攻を開始し、ここに皇土決戦の火蓋が切って落とされる。
この作品はオリジナル作品であります。作品はフィクションであり、実在の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。
尚お本作を作成するにあたり参考とした文献は、最後に一括で掲げる所存です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-10 00:01:30
139693文字
会話率:42%
紀元前1300年のアカイア軍とトロイアの戦争。
太平洋戦争中のアメリカのマンハッタン計画。
時空を超えて出現する亜麻色の髪の少女ターニャ。
そんな彼女の行動を追った史実ファンタジー。
タイトルはフランスの作曲家ドビュッシーの作品です。
最終更新:2015-05-08 00:34:22
14910文字
会話率:28%