人は変わらなければならい。技術が変わった、娯楽は変わった、争いは変わった。
なのになぜ人の在り方だけが不変であろうか。人類は変化の時期に到来していた。
平々凡々、何不自由もなく、何かしらの問題があったわけでもなかったのに鬱病に悩まされる男、
倉敷賢吾は遂に貯金のlikeが底をついていた。頼れる親も先立ち親類にも愛想を尽かされ日本の生活保護はとうの昔に撤廃され路頭に迷うのは目に見えていた。
likeが要る。何をするにもlikeが要る。生きるためにlikeが要る。
家にも、食い物にも、水ですらlikeが要る。
職もなく、再就職のやる気も鬱病からなく、何気なくながらに転職サイトに眼を通しているととある求人を発見した。祝い金そこそこの即金likeと言うので応募し採用される。
そこは所謂『グリーンカラー』――民間軍事会社に位置する会社だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-26 21:13:29
298946文字
会話率:29%
大戦渦と呼ばれる戦争を経て世界は大きく変わろうとしていた。テロはレイドへと変わり、通貨はlikeへと変わった。
戦火を逃れ、樺太と呼ばれていた土地は新たなる形に変わろうとしていた。
先進技術の使用を許された街、この世唯一のワンダーランド『バ
ビロン特区市』。
少女娼婦であるエル・ディアブロはバビロン特区市随一の娼婦だった。誰も彼もが彼女を求めて手を挙げる。彼女を取り巻く環境は誰も彼女を救わなかった、そんな中で僅かな要素が大きな変化をもたらすと知らずに、彼女は夜を歩んでいく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-11 23:01:06
52146文字
会話率:34%
肉の器より解き放たれ、霊の霞として暮らす人類。その字義通りである成人式を、とくとご覧頂こう。
最終更新:2015-02-14 10:44:21
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会話率:0%