何もかもがうまくいかず、自堕落な生活を送る攻略者見習い、ハリー・ヘルストフィールはうだつの上がらない日々を送っていた。
努力を嫌うハリーには、努力家や才能に溢れた聖堂院に居場所はない
友人のベンは励ましてくれるが、それには見向きも、答えよ
うともせず
成績優秀で、将来を有望視された幼馴染のチェルシーからは軽蔑の目を向けられ
教師であり、保護者でもあるスミス夫妻からは愛想をつかされる
そんなどうしようもないハリーに、大迷宮挑戦へのチャンスが舞い降りる
しかし、パートナーとなるのはあの犬猿の仲のチェルシー・スクエルト
当然チェルシーはハリーをパートナーとは認めず、ハリーも自分に資格はないという理由で、一度は挑戦の権利を返還する
結局、ハリーは就職先の推薦も来ず、今後の将来も未定なまま聖堂院卒業を迎えてしまう
大迷宮挑戦への日が刻一刻と近づく中、将来に漠然とした不安を抱えたハリーだったが、スミス夫人から貰った封筒や老攻略者スタンリーからの激励のおかげでなんとか、人生をやり直す決心をする
一方チェルシーも大迷宮に対して大きな不安を抱えていた
果たして1人で攻略ができるのか、スタンリーから告げられた言葉が重く胃の奥に残ったままついにチェルシーもその日を迎えることとなる
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-20 09:24:25
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