切れ者で知られる若きマフィアの幹部・マニーは、死神と恐れられる殺し屋・タールマンと共に、組織の邪魔者を始末し続けてきた。
今日のターゲットはサムというストリート・ギャング。
楽な仕事の筈だったが、仲間のミスを補う為に妙な作業を始めたサムを見
るなり、タールマンの眼が異様な輝きを帯びる。
マフィアには珍しい、ある「共通の趣味」の持主だったらしいのだが、それが裏切りの可能性を生み、思わぬ方向へマニーの運命を狂わせていく……
アルファポリス、エブリスタ、ノベルアップ+にも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-05 17:24:53
6081文字
会話率:44%
民族のサラダボウル・ニューヨークに暮すルポライターのケンジは、東京のプロダクション社長の親友、瀬川からアメリカ先住民の取材を希望するカメラマン、ハルコを取材に同行させてほしいというリクエストを受け、ハルコを連れてサウスダコタに取材旅行に出か
けた。旅先の先住民居留地でハルコは両腕に蛇のタトゥーを入れた男らに囲まれ、金を要求される。ケンジは男らを追い払い、そのころからハルコはケンジに惹かれ始める。ニューヨークに戻り、マンハッタン成り立ちの話、ヘルズキッチンという、かつてアイリッシュ・マフィアの暗躍した地区などをめぐり、二人は愛を育んでいく。いったん日本に戻ったハルコは、瀬川に二人の関係を知られてしまい、東京のプロダクションをやめてマンハッタンで暮らそうと心に決めて、ケンジと再会する。ある日二人はクラブに出かけ、そこで先住民の少年と出会う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-18 15:35:31
15231文字
会話率:45%