ゲームの中の、ただのデータが999億円で落札された。
世界的な熱狂を呼んだゲーム『マイブロッククラフト』。
美しすぎる「王宮」の発見と破壊をきっかけに、子どもたちが遊び場としていた仮想世界は「評価経済」の波に呑まれていく。
人々の
心を魅了した謎の制作者「那由多」、世界を混乱に導いた「破壊者」、そして巻き込まれていくプレイヤーたち。
『虚構でも全人類が信じれば、現実に等しい』
架空世界に価値を与え、現実と錯覚させる「評価」という洗脳手段。
評価という魔力によって金銭的価値が生まれたブロック世界は、いつしか天の川銀河と同等の広さにまで拡張してしまう。
しかし、それは破滅への第一歩だった。
世界を終わらせる「終幕のゲート」が開き、すべての努力と希望が炎に焼かれ消え去った日。
彼らの前に、隠されていた巨大な神話の全貌が姿を現す。
これは、ブロックに人生を捧げた者たちの25年と、心の世界を守るために戦った少年少女の物語。
「――それでも僕たちは、あの世界を本物だと思いたかった」
(※3年前に投稿した短編小説『世界観を999億円で売った男』を元にした連載です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-06 13:17:11
38086文字
会話率:13%
ワールド メイド ブロックス、略称ワメブロ。世界的に大ヒット、未だに愛されるゲーム。
このゲームが大好きな主人公。夏休み前、いつものように親友と
ワメブロを深夜までプレイしていた。いつものように朝起きて、いつものように学校へ行く。
そんなは
ずだった。しかし、その朝、事故に巻き込まれてしまう。
…目が覚めると大好きなワメブロの世界にいた。戸惑いつつも、少し嬉しく
ノウハウがある主人公はそんな「ブロック世界」で生活していくのであった。
そんなブロック世界での生活を少し面白おかしく書いたストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-15 21:34:39
9767文字
会話率:29%