文晶は幼少期からピアニストを目指していたが挫折、音楽とは無関係の大学に進んだ。
無気力な日々を過ごしていたある日、大学の最寄り駅に置いてある寂れたストリートピアノで奏子に出会う。同じ曲の同じ場所でいつも間違えている彼女を見かねて声をかけたの
だ。陽気な性格で無理やり文晶にピアノを弾かせてくる奏子だが……実は彼女の正体はピアノの地縛霊だった。
奏子との出会いによって文晶の世界は広がり始める。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-18 18:05:08
109057文字
会話率:47%
「蓮くんの音なら、忘れない。きらきらした光みたいな蓮くんのピアノの音は、きっとずっと覚えてるよ――」
初夏のある日、蓮は詩音という少女と出会う。
人の記憶を思い出ごと失っていくという難病を抱えた彼女は、それでも明るく生きていた。
いつか詩
音が蓮のことを忘れる日が来ることを知りながら、蓮は彼女とささやかな日常を過ごす。
だけど、日々失われていく彼女の記憶は、もう数えるほどしか残っていない。
病を抱えながらもいつも明るく振る舞う詩音と、ピアノ男子 蓮との、忘れられない――忘れたくない夏の話。
※作中に出てくる病気/病名は、創作です。現実の病気等とは全く異なります。
アルファポリスにも同タイトルで投稿していますが、そちらを更に加筆修正したものになります。
また、アルファポリスの第6回ライト文芸大賞にて、奨励賞を受賞した作品になりますが、出版権は戻ってきています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-23 20:01:23
63492文字
会話率:41%
うだつが上がらない入社4年の会社員、蟹山永盛は、ある日突然、上司である京極課長から結婚を迫られる。
彼女もいないし、このままでは独身一直線の永盛は、なし崩し的に承諾するが、京極課長にしても、この結婚はあくまで「形」だけだと念を押される。
かくして入籍し、課長のマンションへと引っ越してきた永盛だったが、そこにあったのは、夫婦とは思えない、愛情のカケラもない、実にドライな、まるでシェアハウスのような暮らしだった。
そんなとき、これまでの通勤ルートが変わったことで、駅ピアノを見つける。
ストレス発散のために弾いてみる永盛だったが、そこで同じくピアノを弾いていたアリサと出会うことで、人生が別の方向へと動き出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-20 17:00:00
101400文字
会話率:35%
父がいなくなってから、家でピアノを弾くと、母が悲しそうな顔をする。
だから僕はいつも放課後になると、音楽室でピアノを弾いていた。
そんな僕に声をかけてきたのは、転校生の美少女・結城サクラだった。
彼女の見てはいけないものを見たせいで、僕の人
生は変わってしまった。
※他のサイトにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-15 22:00:00
14268文字
会話率:47%
白髪にジャージ、サンダルを着こなすわんぱく系女子の真夏が通うのは全国でも有名な音楽学校の声楽家。なぜ入学できたか分からないくらい下手でいつも怒られてばかりの真夏だが音楽が好きだという気持ちだけは人一倍強かった。そして真夏には音楽大学に入学が
できたある秘密が。。。そんな真夏とひょんなことから出会うエリートピアノ男子冬人。本来全く接点のない二人が出会った事によって引き起こされる化学反応が、毎度事件を巻き起こすお騒がせ青春ラブコメディ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-05 03:44:06
1646文字
会話率:49%
隣に住んでる宇都宮君は、得意なこと、不得意なことの差が激しい。
乱暴者で他人との付き合いが苦手な宇都宮君は、小学生の頃から数々の問題行動を起こしては先生に怒られていた。
でも、なぜだかピアノだけは天才的に上手くって……
そんな彼に、私
は子供の頃からすごく懐かれていた。
一時間あれば読めると思います♪折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-28 22:41:05
33356文字
会話率:33%
大学構内の小さなピアノ室。その一室から聴こえてくる流れるようなピアノ。ピアノ室から出てきたのは一人の男子学生だった──。小学校の教員免許を取るべく教育学科に在籍していることり。音楽の単位を取るにはピアノ実技が必要だが、ことりはまったくピアノ
が弾けなかった。「ピアノ教えてください!!」マイペース女子とピアノ男子の異文化コミュニケーション。
全14話+番外編2話+後日談3話+スピンオフ3話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-06-14 07:00:00
67293文字
会話率:49%
ピアノを奏でる少年と少女の物語。
心地よい旋律に耳を傾けながら、ピアノにもたれた少女は面を上げ、少年の顔を見据える。
「この曲、なんて言うの?」
「レクイエムだよ」
目線だけ少女に向け、少年の指先は止まらずに音を奏でている。
「レク
イエム……?」
少女は首を傾げた。
「鎮魂歌だよ」
「人が死んだ時に聞く曲なのね。だから寂しいのね」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-25 06:28:45
1165文字
会話率:48%